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彼氏が太ってきて、愛し続けられるか自信が揺らいでます [New York Times]

The New York Times

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このコラムはスティーヴ・アーモンドとシェリル・ストレイドの人気ポッドキャスト『Dear Sugars』に寄せられた相談と回答を構成したものです。

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結婚を考えているくらい大好き。でも最近、彼が太ってきたことが気になって、これからずっと愛していけるか不安になってきた。そんなことで二人の関係に疑問を抱く私ってどうなんだろう? (Heidi Youngner/The New York Times)

【相談】Sugarsさま、2年以上つきあっている彼がいる31才です。過去に長くつきあったことが2回ありますが、今回は違います。彼のことをものすごく愛してるし、彼も同じように思ってくれています。知り合って1週間で、この人と結婚したいと確信しました。もうじき婚約する予定です。でも数か月前、疑問を感じるようになりました。彼が太って顔が変わってしまい、前のように魅力を感じなくなったのです。軽薄かもしれませんが、肉体的な魅力は結婚に重要だと聞いてきました。「まだ34歳の彼に惹かれないとしたら、54歳になったときはどうなっちゃうんだろう?」と思ったのです。よく自分と向き合ってみて、やっぱり彼のことが大事だと気づきました。そう気持ちが決まると、性欲も戻ってきました。なのにこの頃、また同じ疑いが持ち上がってきたのです。彼はさらに太りました。自分が性的に惹かれていない人にコミットするなんて、真っ当な選択とは思えません。

ところがです。私は何人かの友達に、自分をサボタージュ(自己破壊=目標や欲しいものに近づいたときに、それから遠ざかり自分を傷つけるような行動をとる)する傾向があると言われてきました。心の奥底で、自分は幸せになるのに値しないと思っていて、無意識に幸せを妨げるようなことをしてしまうというのです。私はずっとうつ病に悩んできましたから、もしも私の脳がそのように働いているとしても、驚くことではありません。私の感じていることは、サボタージュでしょうか? 2年以上、ものすごく愛してきた相手から、少し体重が増えたくらいで離れようと思うなんて、私はひどい人間か、重大な欠陥があるか、どっちかのような気がします。 −−ラジオネーム「選択を間違ったらどうしよう」より

恋人への疑い=自分への疑い?

【回答】 スティーヴ・アーモンド:ラジオネーム「選択を間違ったらどうしよう」さん、僕はあなたが酷い人間だとは思いません。あなたは彼に出会ってすぐ直感的なつながりを感じて、1週間後には結婚まで話にのぼった。それは素晴らしいことです。でも、普通はつきあいが深まるにつれて自然と疑問が出てくるものですが、そういう時間がなかったわけです。だから長期的なコミットメントを真剣に考えるようになって、あなたの迷いが彼の体重に不安として表出しているのでしょう。 この不安の陰にもっと根本的な恐怖があるのかどうか、考えてみる価値はあると思います。例えば、自分はこの人を長い間愛することをできるのだろうかとか、自分は人のことを見た目で判断する、浅薄な酷い人間なのだろうかとか。恋人への疑いというのは、たいていの場合、自分自身への疑いを相手に投射しているものなのです。

理由は自分の中にあるかもしれない

シェリル・ストレイド:「どうしよう」さん、興味深いのはあなたの性欲が、彼が痩せたときではなく、彼が自分にとって大事な人だと気づいたときに戻ってきたということです。また惹かれるようになったということは、他のことが理由なのかもしれません。つまり、彼が数キロ太って見た目が変わったということより、自分の内面的なことである可能性があります。相手の体重ではなくて、自分の理想の男性像が原因かもしれない。私たちのカルチャーは、太っている人は魅力がないというメッセージをさまざまな形で発しているので、それをあなたが内在化して、彼の体の変化を見たときに矛盾した感情を持ってしまってもおかしくはありません。

あなたの不安がセルフ・サボタージュなのか、この関係は続かないという兆候なのかは、あなたにしかわかりません。でもこのことに向き合いながら、体重についてカルチャーから刷り込まれたことと、彼を精神的にも肉体的にも愛してきた自分の体験がどう違うか、深く見つめることをすすめます。

消費文化が刷り込む非現実的な美の基準

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photo by Getty Images

スティーヴ:私たちは自分や恋人の身体を否定的に見る人たちから、たくさん手紙をもらいます。その悩みの多くは、社会が作る非現実的な女性・男性の美しさの基準に起因しています。考えてみて下さい、私たちの消費文化は、痩身も、永遠の若さも、見事な腹筋も、シワのない肌も、すべてお金で手に入れられるという幻想のもとに成り立っているのです。そうしたビジネスは、私たちの不安に支えられているのだから、企業は僕らの不安を煽るようなことを色々やります。そして僕らはその不安を、自分の恋愛にも持ち込むわけです。「どうしよう」さんは自分に問題があるのではと言っているけど、問題があるのは僕らのカルチャー自体なんです。

エロティックな理想は続かない

シェリル:だからと言って肉体的魅力は大したことじゃないと言っているわけではなくて、もちろん大事です。あなたが心配している通り、長期的な関係ではもっと重要でしょう。でも私たちの欲求の大きな部分は、自分自身から始まるのです。自分が愛する人との関係に何を望むのかは、自分で見極めなくてはなりません。あなたにとって、彼氏の体型は絶対外せないことですか? それを決めるのはあなたです。でもエロティックな面での理想には危険が伴います。理想は短い間は満たせるかもしれませんが、長期にわたって維持できる人はいないからです。30才で結婚した相手とまだ性的関係のある80才がいたら、聞いてごらんなさい。年をとれば、太ったりシワが出たり白髪になったり、あるいはもっと極端な形で容姿が変わるのは当たり前です。誰かを長年愛し続けるというのは、その変化を愛することでもあるのです。長年の関係は、両者がお互いを何度も新しい目で見ようとするときに、うまくいきます。

体重にかこつけて……

スティーヴ:「どうしよう」さん、あなたは自分で自分をサボタージュする傾向があるというを自分でわかっているようですが、かつてなかったくらい決定的な心のつながりを感じているなら、その無意識の司令にはなかなか従えないでしょう。だから体重にかこつけているという可能性もありませんか? でも最初に彼がどんなに大事かに気づいたときに「この人はもっと太るかもしれないけど、好きでいられるかな」という疑いが、霧が晴れるように消えたのですよね。それは偶然じゃないですよ。あなたは自分が思ってるほど浅い人間ではないはずです。

© 2017 New York Times News Service[原文:My Boyfriend’s Gaining Weight. I Feel Shallow for Caring. /Steve Almond and Cheryl Strayed] (翻訳:スマキ ミカ)

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