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仕事のパフォーマンスを上げる「正しい姿勢」の作り方

仕事の本棚

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デスクワークで肩がバキバキ、もはや働く女のデフォルトでしょう。高いパフォーマンスを発揮し、健康を保つために姿勢をよくするべきであろうことは何となく分かります。しかし、姿勢が心身にどう影響が及ぼしているのかまでは、はっきり自覚していないところです。

ZERO GYM著『超「姿勢」力』より、姿勢と体の密接な関係性についてご紹介します。

姿勢が悪いとリアルに疲れる

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姿勢の悪い人は「正しい姿勢はつらい」「背中を丸めて座ったほうがラク」と感じるものだが、それはあくまで錯覚にすぎない。ラクだと思っている姿勢は、じつは筋肉の一部を酷使しているもの。続けていると、疲れが一箇所に集中してしまう。(中略)
背中を丸め前屈みでいると、呼吸は浅く、血流は悪くなっていく。体内の酸素供給量が減少するため、当然脳機能は低下。集中力や判断力、思考力といったものがどんどん失われていく。酸素の少なさはメンタルにも影響を与える。ストレスもたまりやすく、精神的にも不安定になりやすい

002~003ページより引用

オフィスでキーボードを叩く姿勢が悪いと、とたんに仕事ができなさそうに見えます。時間に追われてそんなことも言っていられず、一心不乱に書類を作成。気がついたら心身共に疲労困憊ということは、誰しも経験があるでしょう。

デスクワークをしているときの座り方が悪いと、首や肩ばかりに負担がかかり、局部的な筋肉疲労を起こしてしまうと著者はいいます。肩こりや頭痛がひどくなり、疲労物質の蓄積も進む一方。挙句の果てに、代謝も悪くなり、太りやすくなるのだとか。姿勢の悪さは、無駄に疲労を蓄積させて、日々のコンディションやパフォーマンスを落とす諸悪の根源ともいえそうです。

マッサージや整体で整えても、あくまで一時的なものになってしまいがちです。姿勢を良くする、ということは、鍛えるというよりも、あるべき状態に戻して疲れをとり除くという意味合いがあるようです。

正しい姿勢と呼吸で脳がよみがえる

姿勢がよくなることで変わるのが「呼吸」である。すでに触れたとおり、デスクワークやスマホいじりを日常的に送っている我ら現代人の基本姿勢はひどい。首から頭が不自然に前に突き出て、骨盤は後傾。肩は内側に入って胸郭が無残にも潰れている状態だ。果たしてこんな悪姿勢で、しっかりと空気を吸ったり吐いたりできるだろうか?(中略)
通常、肺に到達した空気のうちおよそ4.5%の酸素がミトコンドリア内でのエネルギー代謝に利用されるが、呼吸が浅く、一度の呼吸で体内に入る空気量(一回喚起量)が少ないと、そちらに回す酸素を削らざるを得ない。そのため、呼吸が浅いと疲れやすく、だるさを感じてしまう。

125ページより引用

一日の終わり頃、疲れてくると呼吸が浅くなっていることがあります。私たちは、知らず知らずのうちに前傾姿勢になっているのかもしれません。呼吸が浅くなると、体内が低酸素状態になってしまうといいます。すると、睡魔や頭痛などの症状を引き起こして、判断力や集中力といった脳機能まで低下してしまうようです。仮に、高いスキルを持ち、実力が高かったとしても、コンディションが悪ければ、仕事で良いパフォーマンスを発揮することができません。これは一大事です。

姿勢と呼吸について紐解く鍵は、腹横筋と脊柱起立筋にあるのだとか。腹横筋は息を吐ききるときに働く「呼吸筋」、脊柱起立筋は多量の空気を取り込む「吸息筋」として機能しているといいます。姿勢がいいということは、使うべき筋肉を使って正しく呼吸ができているということであり、背中を丸めた状態では、逆に呼吸が浅く乱れやすくなります。「深い呼吸」を心掛け、正しく筋肉を使って脳機能を活性化させることを、一日数回ルーティンにしたいものです。

自律神経は姿勢でコントロールできる

自律神経のバランスを崩してしまう主な要因は、夜更かし・夜型生活などによる生活リズムの乱れや、大きなストレスだとされている。ところが、どうやら姿勢の悪さもその片棒を担いでいるらしい。自律神経は、脳の下垂体というところがホルモン分泌をコントロールすることにより、バランスを保ち働いている。自律神経が乱れるのは、この部分の血流が悪くなったことで上手くホルモンが分泌されなくなるから。何をかくそう、その血流不作の原因のひとつとして姿勢の悪さが挙げられるというわけだ。

152ページより引用

姿勢と心の関係は、実に密接で奥深いと著者はいいます。ある研究で、一方のグループには堂々と背筋を伸ばしてもらい、一方のグループでは縮こまった猫背の姿勢をとってもらい、2分後に唾液中のストレスホルモン「コルチゾール」値を測定。その結果、猫背グループは値が15%アップし、正しい姿勢のグループは逆に25%減少したのだとか。たった2分間、姿勢をよくしたことで、ストレス軽減につながるというのだから驚きます。

さらに、自律神経はもっと直接的なようです。自律神経にはご存知、交感神経と副交感神経があり、シーソーのように交互に働いて均衡を保ってくれる働きがあります。このバランスが崩れると、あらゆる不調を引き起こしますが、交感神経は脳と胸部の脊髄、副交感神経は頭と仙骨の脊髄にあるのだとか。つまり、背中が丸まると背骨の動きが悪くなり、首が前に出ると頭と首の骨の間が引っ張られてしまう。姿勢が悪いと、自律神経に直接的に働きかけてしまうという構図になってしまうのです。

逆に、姿勢をよくすれば自律神経を整えることができる。姿勢の良し悪しは、想像以上に私たちの心身に大きな影響を与えているようです。

超「姿勢」力

著者: ZERO GYM
発行: クロスメディア・パブリッシング
定価:1,380円(税別)

ナカセコ エミコ

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