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一流のコンディションを手に入れるなら、やめるべきことは

仕事の本棚

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「優秀なビジネスマンは、たばこを吸わず、食事を節制し体を鍛えるべし」。そこまでいかないにしろ、ダイエットはもはや、国民のほとんどが意識しながら生活しているのではと思えるほどです。

そんな通説を覆すような本があります。トレイシー・マン著『一流のコンディション』 より、「ダイエットをやめればパフォーマンスが上がる」という斬新なアイデアをご紹介します。

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ダイエッターはストレスに非常に弱い

ストレスが過食に繋がることは研究するまでもない。「ストレス食い」なんていう言葉まであるほどだ。ストレス食いする人は多い。ではダイエッターはどうだろう?

ダイエットが、ストレスの原因になるのであれば「ダイエッターは、非ダイエッターよりストレス食いする傾向が強い」と、言えるのではないだろうか。(中略)

私たちの誰もが、日々ストレスを受けているが、その状況はダイエッターを過食に走らせても、必ずしも非ダイエッターまで同じ影響を受けるわけではないのである。

82~83ページより引用

ビジネスにおいて、ストレスはつきものです。ミネソタ大学健康心理学教授である著者は、健康と食の科学に、意志力は通じないといいます。そして、ストレスは体重増加を促進する生理的、精神的どちらの変化にも深く関わっているのだとか。

著者は、このような実験を紹介しています。ダイエッターと非ダイエッターを含む被験者に「これから強力、ないし微力な電気ショックを与える」と伝えると、実際に電気が流れなくてもストレスを受けたことが分かったのだとか。そして、被験者にはアイスクリームが与えられ、電気ショックを待つ間に食べた量をはかったところ、ダイエッターに過食の傾向が出たといいます。日々のストレスは、同じように皆が受けていても、ダイエッターと非ダイエッターでは、過食への影響の与え方が違うようです。しかもダイエッターは、ストレスを感じて食べすぎるだけではなく、カロリーや脂質が多い食べものを選ぶ傾向にあるそうです。

さらに、電気ショックほどの極端なストレスでなくても、後味の悪い映画を見るといった日常的なちょっと嫌なことでも、ダイエッターにとっては過食に至るストレスになりうるというのです。ストイックなダイエットは、ストレスという観点からいうと、あまりおすすめできないようです。

ダイエットが記憶力や思考力を下げている

ダイエットが認知障害の原因となることを、もっとも明確に示したのが、ダイエッターのグループと非ダイエッターのグループに、同じ一連のタスクを与えた実験である。その結果、ダイエッターは非ダイエッターに比べ、記憶できる単語や文章の数、タスクに集中できる時間、スピードが重要となる刺激に対する反応の速さが劣ることがわかった。

なかでもとくに深刻だったのが、ダイエッターの中央実行系機能にまで障害が起きたということだ。

102ページより引用

例えば北極探検家たちの日記を見ると、食べものに対する執着が強烈であることがうかがえます。また、ダイエットが認知障害の原因となることもあるのだとか。それは、ダイエッターと非ダイエッターのグループに同じ一連のタスクを与えた実験の結果からもわかります。ダイエッターは非ダイエッターと比べて、記憶できる単語や文章の数、タスクに集中できる時間、スピードが重要となる刺激に対する反応の速さが劣ることが判明。両グループ間における認知機能の違いは、栄養不良や低体重などとといった生物的要因ではなく、食べものへの執着と関係しているといいます。

食べものや食べること、または体重に対する不安についてばかり深く集中していると、本来向けるべき注意力が不足してしまう。つまり、ダイエッターは、すぐに頭の中が食べもののことでいっぱいになってしまうのだとか。

中央実行系機能の低下により、「考える」「思い出す」「計画する」「問題を解決する」などといった、セルフコントロールには欠かせない能力が妨げられ、ひいては、老化や鬱にまで影響すると著者はいいます。

最近、物事をすぐに思い出せない、仕事の進みが悪い、といったときには、ダイエットが仕事の効率にまで影響をおよぼしていないか、チェックが必要かもしれません。

健全な習慣化は、行動ときっかけを結びつけること

習慣にするには、「サラダを注文する」というような行動を、「決まったレストラン」のような身近なきっかけと結びつける必要がある。何度も同じレストランでサラダを頼むうちに、無意識でもそうするようになるのだ。

では「何度も」というのは、具体的には何度のことなのだろう? ある実験によると、2か月で無意識にできるようになるという。

211ページより引用

極端なダイエットがおよぼすビジネスへの悪影響はよく分かりました。しかし、だからといって本能のまま、好きなだけ食べてしまってよいものではありません。著者は、健全な選択を習慣化していくことを推奨しています。車に乗ったらシートベルトを締めるように、食に関して健全な習慣を作ればよいのだとか。

たとえば、複数の決まったレストランで、サラダを注文する習慣。あるいは、スーパーでおやつを買うときには、お菓子ではなく果物を選ぶ習慣。これらが習慣として定着すると、意識して誘惑と向き合う必要が無いようです。

きっかけを健全な行動と結びつけて習慣化できたら、定期的にきっかけに出会えるようにすることも大切なようです。決まったレストランでサラダを注文する習慣ができたら、もっと頻繁にそのレストランに足を運ぶ。青果店があったら果物を買うという習慣ができたら、定期的に青果店がある道を通るようにする。新しい習慣を、すでにある習慣やきっかけと結びつけることで、より確かなものにすることができるようです。

ただ食べることを制限するダイエットではなく、体にしみ込ませる自然な習慣化でコンディションを整えて、パフォーマンスのアップをはかりたいものです。

一流のコンディション

著者:トレイシー・マン
発行:大和書房
定価:1600円(税別)

photo by Shutterstock

Writing byナカセコ エミコ

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