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たとえば、幸せな体験を思い出す。記憶力を鍛える3つの方法

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若い時は笑い話にできたうっかり忘れのエピソード。年齢が上がるにつれて、笑ってばかりもいられなくなってきます。あの頃と比べれば背負うタスクも増えているわけですから、ある意味仕方がないとはいえ、ときに「私大丈夫かしら?」と不安になること、なきにしもあらず。

筋肉と同じ!? 記憶力の鍛え方

そこで試したいのが、記憶力向上エクササイズ。というのも、フランスの健康ライフサイト「Top Santé」によれば、記憶力は、筋肉と同じで、鍛えることができるのです。同サイトがあげる3つの方法を紹介しましょう。

1. 幸せな場面の反芻

肯定的思考や幸せな思い出は、ニューロンのコネクションを増やし、脳の機能を改善します。

Top Santé」より翻訳引用

具体的な方法は以下のとおり。

・目を閉じます。そうして休暇や、何かに成功したとき、幸せを感じた瞬間など、嬉しいことのあった場面を思い出します。
・人生のその1コマにおいて感じた心地よい感覚に浸ります。その時傍にいた人、その場の音、香り、色などを思い起こします。(中略)
・まるで、そのエピソードがいま現在この場で起こっているかのように、もう一度その場面を生きるのです。

Top Santé」より翻訳引用

正直言って、試してみる前は、音や香り、色なんて、そんな細かいことまで思い出せるものかと半信半疑でした。けれども、始めてみると、記憶の糸というのは不思議なもので、次から次へと湧き水のようにあふれ出てくるではありませんか。例えば、そのとき身に着けていた服の肌触りとか、太陽の光線の柔らかさとか、覚えているつもりではなかったことも思い起こされるのですから面白いものです。

2. リラックスと集中

・座る、または横になるなど、楽な姿勢をとってそっと目を閉じます。
・足の先から、踵へと、ゆっくり力を抜いていきます。地面から湧きおこるエネルギーを感じようとしながら、膝、脚全体とリラックスしていきます。続いて、太もも、腰、おなか、上半身……と、頭の先まで少しずつ力を抜きます。
力を抜ききった後、詩の一篇や電話番号、パスワードなどを暗記します。
・それが頭にしっかり入るように、最後に体中の筋肉に3秒間力を入れます。

Top Santé」より翻訳引用

考えてみれば、携帯電話、特にスマートフォンを持つようになってからというもの、電話番号や住所など、暗記しなければならない事項はめっきり減りました。もしかしたら、それもまた、現代人の記憶力減退の一因なのかもしれません。10分もあればできるこの記憶力鍛錬。定期的に試してみる価値はありそうです。

3. オブジェを使った30分の瞑想

使うオブジェは、ろうそくの火だとか、石、花などなんでも構いませんが、形が複雑でないものを選びましょう。
・まず選んだオブジェをじっと見て、その外観(形、構造、色など)に集中します。
・目を閉じて、いま見たばかりのオブジェを、できるだけ細かいところまで頭の中で描きます。
・再び目を開けて、オブジェを凝視します。
・これを、2、3回繰り返します。

Top Santé」より翻訳引用

このエクササイズ、読んだときは、簡単に思えたのですが、実際に試してみると、案外難しいことに気がつきます。ちなみに私が選んだオブジェは万年筆。じっと見ているときは、すべてが頭に入ったように感じるのに、目を閉じるとたちまち薄れる残像。筆先の曲線、光り具合など、細かな部分を思い起こそうとすると、その端から、それ以外の部分がどんどん曖昧になっていきます。

何度か目を開けて繰り返すうちに、ようやく線がつながりだしますが、くっきりとした像の再現に至るには、かなりの修練が必要なように思いました。

これらのエクササイズ。3は、少し時間に余裕のある夕べやウィークエンドがいいでしょう。1は、場所も時間も選びません。2は何か覚えないといけないことがある時に積極的に試してみたい方法です。上手に使い分けて、記憶力をしっかり鍛錬していきたいものです。

Top Santé

photo by Getty Images

冠ゆき

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