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成功したいならIQよりも「サクセスフル・インテリジェンス」

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IQ、EQ(心の知能指数)、『7つの習慣』や意志力など、成功法則に触れた書物を見かけると、ついつい手に取ってしまいます。

そんな中、先日初めて目にしたのが、「Successful Intelligence(サクセスフル・インテリジェンス)」。コーネル大学のスタンバーグ教授が1997年から提唱しています。

「 サクセスフル・インテリジェンス」とは、自分の文化的環境のなかで、自分にとって意義ある人生のゴールを設定し成し遂げる能力です。このインテリジェンスを持つ人は、まず自分の長所と短所を理解して、長所を生かし短所を直したり補ったりして、目標を達成するのです。長所と短所には、創造面、分析面、実践面、そして知恵に基づいた面の4つのスキルが関係します。

Robert J. Sternberg

Inc.」記事は、「知恵に基づいた面」というのは倫理面だと解説しています。人の成功には、本人のスキルだけではなく、置かれた文化的環境のなかで倫理的な選択ができるかどうかも関係するという点が興味深いです。

少年が10セントより5セントを選んだわけ

スタンバーグ教授は、サクセスフル・インテリジェンスの例としてこんな話をあげています。クラスで一番頭がいいと自負するジャックは、その逆と思われているアーヴィンをいつもからかいます。5セントと10セントをアーヴィンに見せ、好きな方を取れというジャック。いつも5セント硬貨を選ぶアーヴィンをクラスメートたちはバカにします。

硬貨の価値を知っているのに、なぜ5セントを選ぶのか。アーヴィンの理由は、「いつも5セントを選ぶよ。だって10セントを選んだら、もう(その遊びを)やってもらえないから」。常識的に見れば、価値の高い方を選ぶのが当たり前のように思えます。でも、アーヴィンの「低い方を選べばなんどもチャンスがあり、最終的にもっとお金がもらえる」という考えに基づく行動は、表面上では計れないサクセスフル・インテリジェンスなのです。

スタンバーグ教授は、IQテストも成績も悪かったという自分の子ども時代を回想しながら、実社会での成功と知能指数とは関係ないと断言。職場でもプライベートでも、優等生だけど言われたことだけしかできない人と、非効率でも工夫や失敗を重ねて最終的に結果を出す人の差を感じたことはありませんか。

大切なのは、長所と短所を知ってどうするか? ということ

「これぞ究極の成功法則」といった謳い文句に惹かれて、いままでいろいろな記事や書籍を読んできました。でも、それがどんなふうに目標達成につながったのか、またはつながらなかったのかは、正直なところよくわかりません。

でも、サクセスフル・インテリジェンスについて読んだとき、こう感じたのです。ある法則にこだわったり、ラベルに翻弄されるのではなく、自分の長所や短所を知って、いまの自分にとっての目標に向けて実践することが大事なんだ、他人の尺度ではなくあくまでも自分の尺度で考えることが成功への一歩なんだ、と。

2018年の初めにそう確認できただけでも、わたしにとっては「サクセスフル・インテリジェンス」を知ったかいがあったというもの? といいつつも、また「成功の秘訣」関係のものを読んでしまうんだろうな……。成功哲学を詰め込むのはほどほどにして、自分尺度の目標に向けて能力やスキルの向上にその時間を使うべきだよねと自戒いたしました。

Inc., Robert J. Sternberg

ぬえよしこ

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