相手の「もっと詳しく聞かせて」を引き出すクイック・プレゼンテーション
わずか30秒で聞き手から「その話、もっと聞かせてほしい!」という言葉を引き出せば、交渉がうまくいったも同然です。プレゼンや商談で言いたいことを手みじかに伝えたい、初対面の相手にもきちんと話を聞いてもらいたいときには、「エレベーターピッチ」というプレゼン技術が役立ちます。
30秒で興味を持たせるプレゼン技術
エレベーターピッチは、起業家が投資家から支援を受けるためのプレゼン術として知られています。起業家は、投資家がエレベーターに乗り込むところを狙って同乗。わずか30秒、長くても2分ほどで、ビジネスプランを紹介し、正式な打ち合わせのアポを獲得するというゲリラ戦法です。
数十秒のあいだに、見ず知らずの他人から興味をもってもらうには、相応の話術と技術が必要です。つまりエレベーターピッチには、短時間で聞き手の興味をひき、きちんと話を聞いてもらうためのエッセンスが詰まっていなければなりません。この手法は、普段のプレゼンはもちろん、上司に企画書を提案するときなどにも活用できます。
エレベーターピッチの組み立て方
シリアル・アントレプレナーのスコット・ペインター氏が書いたInc.の記事によると、エレベーターピッチで伝えるべきことは幾つかの要素に分類できます。要約すると、たとえば……
1:身元を明かす
自分が何者で、どんな目的でプレゼンをするのか、これから紹介するアイディアにどんな関係がある人物であるのか伝え、説得力を持たせます。
2:市場を分析する
マーケットが抱える課題、参入するべき理由を提示します。
3:解決策を提示する
解決策となるアイディアを明かし、市場にどんな影響を与えるか説明します。
4:相手のメリットを伝える
提案したアイディアが単発的なものではなく、長期間にわたり利益を与えることを説明し、投資することで得られるメリットについて言及すべきと、スコット・ペインター氏は指摘しています。
また、米Washlava社CEOトッド・ベルビール氏がQuoraで語った内容によると、ティーザー(じらし)を入れるという方法も有効です。エレベーターピッチの目的は、その場で投資を獲得したり、企画を採用してもらったりすることではなく、より詳細な打ち合わせの場をもってもらうことなので、わざとじらしを入れることで「もっと続きが聞きたい」と思わせるのです。
たかが30秒、されど30秒。この限られた時間の使いかた一つで未来が大きく変わります。頭のなかをスッキリ整理させるためにもおすすめのメソッドです。
photo by Getty Images
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