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セックスのタブーをソーシャルの力で打ち破る。シンディ・ギャロップ[MASHING UP]

MASHING UP/マッシングアップ

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2018年2月22〜23日にトランクホテルで開催されたビジネスカンファレンス「MASHING UP」。Unleash Yourself (自分自身を解き放とう)のテーマの下、多彩なセッションやワークショップが繰り広げられました。カフェグローブはイベントに密着取材、パワフルな現場の様子をレポートします!

「SNSでパリのエッフェル塔の下でロマンチックなデートをしたことをシェアするのと同じように、その夜、ホテルでロマンチックなセックスをしたことをシェアできるようにしたい」

「セックスをオープンに話せるようになれば、自分をより愛し、性に対する自尊心を形成できる。カップルは今までになかった会話ができ、新しい、よりよい関係性を築くことができる」

こんな未来を示してくれたのは、Make Love Not Porn(以下MLNP)の創始者、シンディ・ギャロップ(Cindy Gallop)さん。ギャロップさんは、米国の広告業界の第一線を30年以上も走り続けているカリスマ起業家。2003年にはAdvertising Woman of the Yearに選ばれ、今ではTwitterの「広告業界でフォローすべき人物30名」の1位になるほど絶大な影響力をもつ人物です。

広告業界を熟知するギャロップさんが立ち上げたのがMLNP。これは、ポルノ俳優による演技のセックスではなく、一般の人々による台本なしのリアルなセックスだけ扱う動画共有サイトです。

間違ったセックスを教えるポルノはいらない

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Make Love Not Porn シンディ・ギャロップさん

「相手を喜ばせたいと言う気持ちはあるのに、セックスの最中に何か言葉を発したら相手を傷つけるのではないか、冷めてしまうのでは? 関係が壊れてしまうのでは? と思う気持ちがある」

セックスについて話すことも教えることもない社会のなかで、若者がもっぱら教科書がわりに使うものといえば、簡単にアクセスできるポルノサイトでしょう。しかしそこには、リアルとは異なる、ある種の“神秘的な”セックスがあります。多くの人々はセックスの本当の価値を知らず、ポルノから間違ったマナーを身につけてしまい、それに気づく機会もない。ギャロップさんはそんな社会を「自分のセックスをオープンに話せる社会へ変えたい」とソーシャルセックス革命を提唱。セックスを取り巻くタブーを鮮やかに打ち破り、私たちが誰にも打ち明けられずにいたモヤモヤをガラリと変えようとしています。

MLNPの立ち上げには、大きな困難もあったといいます。例えば銀行の融資、決済システム、ビデオストリーミングのプラットフォーム、どれを使うにも「アダルトコンテンツお断わり」の壁が立ちはだかりました。しかし現在、MLNPにはグローバルに50万人の視聴者がいて、また「Make Love Not Pornstars」と呼ばれる、リアルなセックスをシェアする投稿者も200人を超えます

各国でセックスアイデンティティの確立を

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シンディ・ギャロップさんはTED 2009のゲストスピーカーとして登壇した

ギャロップさんは、セックスは均質化されたものではなく、文化や伝統、社会の影響を受けるものだと考えています。だからこそ、それぞれの国のセックスアイデンティティを確立していく必要がある、と。彼女は会場の女性にこう呼びかけました。

「セックステックベンチャーを立ち上げましょう! MLNP JAPANを起業しましょう!」

セックスに関するマーケットで女性のニーズを叶え、経済的にも成功を収め、結果的には男性も満足する。その準備はもうできている、と彼女は力強く断言しました。

この日、ギャロップさんがまいた日本におけるセックス革命の種。それが芽吹き、成長するまでにきっとそう長くはかからない。そんな予感に満ちたセッションでした。

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SPOTLIGHT TALK - 自由でパワフル。ビジネスアイディアに年齢制限はない -

MASHING UP 2018年2月23日 10:10 - 10:40 @トランクホテル 1F
シンディ・ギャロップ(MakeLoveNotPorn

撮影/YUKO CHIBA、取材・文/浦上藍子

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