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50代の転職ってアリ?ナシ? キャリアチェンジを成功させるヒント[The New York Times]

The New York Times

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この仕事には耐えられないと思ったら、変化をあきらめてしまうよりも、違う選択肢を開拓する方が生産的で希望も湧いてくる。 (Glenn Harvey/The New York Times)

ニューヨーク・タイムズの人気コーナーThe Workologist。働く人の悩みにズバリ答えます!

Q:長年いる会社は、大企業だけどストレスフル。キャリア後半の転職は遅すぎる?

今の業界に移って12年間、ずっと同じ大企業で働いています。立派な会社だし仕事もおおかた充実しているんですが、ストレスも多い。週末も含めて出張が多く、プライベートの人間関係に負担になっています。経営陣はワークライフバランスについて語っていますが、仕事中毒な人ほどボーナスで評価されているのが現状です。

最近、ちょっとした手術を受けるために、6週間ほど出社を休みました。入社以来ずっと働き続けてきて初めて立ち止まった気分。在宅で仕事をするのも楽しく、家族や友人といつもよりも多くの時間を過ごせたし、リラックスして、エネルギーも充電できました。

けれど今、また元に戻って辛い思いをしています。寝不足気味だし、偏頭痛もあります。やらなければいけない諸々のことで時間に追われ、不安にもなっています。そこで、もっと在宅勤務の時間を増やせそうに思えたプロジェクトに自分から志願したのですが、かえって出張スケジュールにそれが加わり、夜も週末も働いてどうにか追いついている状況です。

今、私は50代半ばで、このままいけば8年ほどでリタイアできるのですが、そこまで身体的・精神的に健康でいられるか心配です。私の職種は特殊で、他に異動できる場所がこの会社のなかにあるとは思えません。しかし、以前いた分野の仕事にも戻りたくないと思っています。学校に行き直すのは遅すぎると思うし、費用も高い。どうしたらいいでしょう?(匿名希望より)

A:自己のスキルと知識を再検討し、選択肢は柔軟に考えて

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photo by Getty Images

この相談を読んで、多くの人が抱えている問題ではないかと感じました。リタイアというゴールが見えていて、なのに、そこにたどり着くまでが辛そう、というこの状況を「ラストスパート問題」と名づけてみましょう。より良いキャリア人生に賭けてリスクを負い、今から変化を起こすのがいいのか、歯を食いしばって最後まで走り抜くのがいいのか、という問題ですね。

最近出版された書籍『When To Jump: If the Job You Have Isn’t the Life You Want』(ジャンプするとき:今の仕事があなたの求める人生ではなかったら)の著者マイク・ルイス氏は、キャリアチェンジ経験のある数十人へのインタビューから、ヒントになりそうな考えを示してくれています。

違う仕事をする未来の自分を想像してみる

ルイス氏いわく、もしも非常に特化した専門職だったり、あなたが転職しないよう会社から魅力的な「特別待遇」で縛られている状態だとしたら、そのまま引退までまっしぐら、最短距離にしがみつくというのもアリ

ただし、他に選択肢はないと自分を納得させるのは簡単かもしれませんが、違うことをしたらどうなるか、試してみる価値はある。「選択肢に柔軟性を持たせて」とルイス氏は言います。自分が持つスキルは他にどんなポジションに応用できるか、完璧にとは言わないまでも、何か重なる部分があるポジションはないか、横にスライドさせて想像してみる。オープンな気持ちで創造性を働かせて考えましょう。

一歩下がって客観的に見詰めることも大事。例えば定年まで8年だとしたら、それを10年と考えてみてはどうでしょう。「好きなことをしていれば、10年はまるで5年のように感じられます。逆にやりたくないことを続けていると、8年はまるで16年のように感じられます」(ルイス氏)

後悔するのはどちらかを見極める

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photo by Shutterstock

さらに、あなたが持っている「コアスキル」(核になる技能)と、あなたならではの「知識」の両方について考えてみましょう。それらのスキルを他の分野で活かすことは可能ではないでしょうか? 今いる分野で他のポジションに移ったら、あなたの知識は貴重がられるのではないでしょうか? また今いる会社でも、あなたのスキルを違うふうに活かすことは本当にできないでしょうか? 考えられる限りの選択肢と、どんなふうに動くことができるかを洗い出してみましょう。ルイス氏はこの作業を「ジャンプ前のリハーサル」と呼んでいます。

こうして積極的に選択肢を開拓するプロセス自体が、ただあきらめるよりも生産的な気持ちをもたらしてくれるし、多くの希望を与えてくれます。

いちかばちか賭けてみようとすると、友人や同僚に反対されることも少なくありません。でもルイス氏いわく、反対する周囲の人たちは「自分もそうしてみたいと密かに思って」いたりもするのです。

ポイントは、自分がより後悔するのはどちらかということ。変化を起こすべきか、それとも行動に移す前にできないと決めつけてしまうのか、じっくり考えてみましょう。

© 2018 New York Times News Service[原文:Is a Late-Career Change Worht It?/執筆:Rob Walker](抄訳:Tomoko.A)

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