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セクハラ・スキャンダル後の米アカデミー賞、パワフルな女性に栄冠 [The New York Times]

The New York Times

ハリウッドを揺るがしたワインスタインのセクハラ・スキャンダル後、初めてのオスカーとなった第90回米国アカデミー賞授賞式が2018年3月4日に開催された。2017年に引き続き司会を務めたコメディアンのジミー・キンメルは冒頭、ステージ上に飾られた大きなオスカー像を指し示し、「彼みたいな男性がもっといるべきですよね。両手がちゃんと見えるところにあって……性器はない」とジョークを交えながら、映画業界の闇を浮き彫りにした一連の疑惑騒動を示唆した。

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オスカー像をネタに笑いをとる司会のジミー・キンメル。2018年3月4日ロサンジェルスで撮影。(Patrick T. Fallon/The New York Times)

キンメルは続けて、真面目な口調で、ハリウッドからスタートし、グローバルに拡大した#MeToo運動タイムズ・アップ運動に触れ、エンターテイメント業界の自浄能力が問われているとして、「世界が私たちを見ています。良きお手本を示さなければなりません」と語りかけた。

メキシコ出身デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』が4冠

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作品賞と監督賞を手にしたギレルモ・デル・トロ監督。2018年3月4日ロサンジェルスで撮影。(Monica Almeida/The New York Times)

ギレルモ・デル・トロ監督作品で、政府の研究所に囚われた謎の半魚人に心を寄せる、言葉を持たない清掃員をサリー・ホーキンスが演じた『シェイプ・オブ・ウォーター』が、作品賞、監督賞をはじめとし、美術賞、作曲賞の4部門を受賞

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『ゲット・アウト』のジョーダン・ピールのオリジナル脚本賞の受賞が発表されると大喝采がわき起こった。2018年3月4日ロサンジェルスで撮影。(Patrick T. Fallon/The New York Times)

また、リベラルの白人の隠れた人種差別を風刺したホラーコメディ『ゲット・アウト』で注目されていた、監督と脚本担当のジョーダン・ピールはオリジナル脚本賞に輝いた。ピールがステージに上がると場内は総立ちで拍手を送った。

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過去最年長のアカデミー賞受賞者となった89歳のジェームズ・アイボリー監督。2018年3月4日ロサンジェルスで撮影。(Monica Almeida /The New York Times)

『眺めのいい部屋』『日の名残り』など数々の作品で知られるジェイムズ・アイボリー監督は、ゲイの青年たちの恋を描いた『君の名前で僕を呼んで』で、4回目のノミネートにして初のオスカーとなる脚色賞を受賞。89歳のアイボリー監督はスピーチのなかで、「ストレートだろうが、ゲイだろうが、あるいはその中間にいる人でも」誰もが初恋の切なく揺れる心のうちは理解できるだろうと語った。

主演女優賞、助演女優賞は強い女性像を演じて受賞

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主演男優賞のオスカー像を手にしたゲイリー・オールドマンと、プレゼンターを務めたジェーン・フォンダとヘレン・ミレン。2018年3月4日ロサンジェルスで撮影。(Patrick T. Fallon/The New York Times)

主演男優賞は前評判の高かったゲイリー・オールドマンが文句のつけようもない受賞。『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』で、チャーチルそのものになりきった演技が高く評価された。

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左から助演男優賞サム・ロックウェル、主演女優賞フランシス・マクドーマンド、助演女優賞アリソン・ジャネイ、そして主演男優賞ゲイリー・オールドマン。2018年3月4日ロサンジェルスで撮影。(Monica Almeida/The New York Times)

主演女優賞は『スリー・ビルボード』で偏見の根強い田舎町で地元警察を相手に孤独な闘いをやめない怒れる母親を演じたフランシス・マクドーマンドが2回目の受賞。『スリー・ビルボード』からは、差別的な警官役のサム・ロックウェルも助演男優賞に選ばれている。

助演女優賞は『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』で、厳格なスパルタ母を強烈な印象で演じたアリソン・ジャネイに贈られた。

©2017 The New York Times News Service[原文:The Shape of Water’s Wins Best Picture as Oscars Project Diversity/執筆: Brooks Barnes and Cara Buckley](翻訳:十河亜矢子)

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