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姉妹で起業! 新世代アントレプレナーのしなやかな発想 [MASHING UP]

MASHING UP/マッシングアップ

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2018年2月22〜23日にトランクホテルで開催されたビジネスカンファレンスMASHING UPUnleash Yourself (自分自身を解き放とう)のテーマの下、多彩なセッションやワークショップが繰り広げられました。カフェグローブはイベントに密着取材、パワフルな現場の様子をレポートします!

大学生から経営者へ。親譲りの起業家精神とユーザー目線で、暗闇ボクシングスタジオ「b-monster」を躍進に導いた塚田姉妹が、起業以来初めての登壇。「b-monster」流のアイディアの作り方や事業戦略など、快進撃の理由を聞きました。

塚田姉妹がビジネスカンファレンスに初登壇

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b-monster株式会社 代表取締役CEO 塚田美樹さん

2016年、彗星のごとく現れた暗闇ボクシングスタジオ「b-monster」。銀座店を皮切りに、オープンから1年半ほどで全国に5店舗をオープン。2018年5月には6店舗目を上海に出店予定と、めざましい展開を遂げています。

クラブで踊るような感覚で、人目を気にせず思いっきりボクシング・フィットネスに没頭する。そんなスタイリッシュで効果的なメソッドをニューヨークから日本にもたらしたのが、塚田美樹さんと塚田眞琴さん。20代半ばの1歳違いの姉妹が、なぜ「b-monster」をここまで急成長させることができたのか? ビジネスに携わる人なら、きっと誰もが興味を抱くに違いありません。

今回、起業以来初めて、姉妹揃ってのカンファレンス登壇が実現。マッキンゼーでキャリアをスタートし、 日米企業の新規事業創出の支援や投資に携わる井上裕太さんの司会で、「b-monster」の素顔に迫るセッションが行われました。

“新年の抱負”が起業のきっかけに

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b-monster株式会社 取締役副社長 塚田眞琴さん

塚田姉妹が「b-monster」を起業したのは、家族で正月に発表し合う“新年の抱負”がきっかけ。ボクシングで4キロ痩せるという目標を立て、家の近くのボクシングジムに行ったところ、ちっとも面白くなかったのだそう。

その後、姉妹でニューヨークに旅行し、現地の友人にその話をしたところ、「NYにはこういうのがある」と連れて行かれたのが暗闇ボクシングジム。女性でも通いやすいきれいなボクシングジムは日本にはないもので、これは流行ると直感したといいます。

「日本では鏡に向かってやらされて、姉と目が合って恥ずかしかった(笑)。NYのジムではそんなこともなく、これは引っ込み思案の日本人にも受けると思いました」(妹の眞琴さん、b-monster株式会社 取締役副社長)

「親が事業(脱毛サロン『銀座カラー』)をやっているんですが、いつか会社を継ぐのかと思うと嫌でした。女子校育ちで、事業も女性専用サロンだったから、女性だけの世界はもういいやって(笑)。卒業旅行のNYで起業のテーマを見つけることができたのはうれしかったですね」(姉の美樹さん、b-monster株式会社 代表取締役CEO)

起業家教育がもたらしたもの

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QUANTUM\GLOBAL Inc. CEO 井上裕太さん

美樹さんが聖心女子大学を卒業後、眞琴さんも大学を中退し、3か月後に「b-monster」銀座スタジオをオープンさせた2人。その思い切りの良さの背景には、経営者である両親の影響があったといいます。

「『○○があればいいのに』と言うと、『じゃあ自分でやればいい』と言われる」(眞琴さん)

「小学生くらいのころから、家族でレストランに行くと『あのテーブルの売り上げは?』みたいなクイズが始まるんです」(美樹さん)

「そんな子どものころから、ずっと“経営者”と話をしてきたわけですね!」と井上さんもびっくり。眞琴さんは父親のスピード重視の経営を、美樹さんは「やらずに頭で考えるくらいなら、先にやってみる」というトライ&エラーの精神を学んだと語ります。

「b-monster」が世界も視野に入れて店舗拡大の方針をとっているのも、ボクシング需要が高まっている今のタイミングで“カルチャーを作る”ため。躊躇はなかったの? という井上さんの問いかけに、

「なかったですね」(美樹さん)

「こける想像は一切なかった」(眞琴さん)

と声をそろえる姉妹の強さにしびれました。

新しいフィットネス文化を創りたい

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今後は1年に4店舗を目指して海外展開していきたい。次の狙いはインド……という2人。日本でも、フィットネスをもっと身近な新しい文化として定着させたいと話します。

「日本は“ジムに行くこと”がまだまだ特別。アメリカでは、スポーツウェアでふらりと出かけて、シャワーも浴びずにサッと帰っていく、それくらい日常なんです。気負わず手ぶらで行けて、でもそこに行くこと自体はすごくクール。そんなふうに日本のジムを変えたい」(眞琴さん)

「うちの強みはパフォーマー。ひとりひとりがエクササイズの構成を考えることができるのは、他のジムにはない強みと自負しています。暗闇ジムの表面を真似するところは出てくるかもしれないけれど、そこは真似できないと思う」(美樹さん)

プロモーションはとにかく“初手”に投資する、内輪感が出ないようにユーザーとは適度に距離を置き、コミュニティとして囲いこむことはしない……など、実践的な経営のヒントもたくさん。終盤では次々と質問が飛び、軽やかにリスクを飛び越える塚田姉妹に、参加者も大いに刺激されたセッションでした。

姉妹で起業! 新世代経営者の戦略&アイディアの生み出し方

MASHING UP 2018年2月22日 @トランクホテル 2F/塚田眞琴(b-monster)、塚田美樹(b-monster)、井上裕太(QUANTUM\GLOBAL)

撮影/今村拓馬、取材・文/田邉愛理

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