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日本が舞台のウェス・アンダーソン『犬ヶ島』プレミアに招待されたのは、ワンコ! [The New York Times]

The New York Times

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Peter Prato/The New York Times

米サンフランシスコの歴史ある映画館ロキシー・シアターに先日、小さな「観客」が集まった。犬たちだ。ウェス・アンダーソン監督の最新作『Isle of Dogs(犬ヶ島)(日本公開は2018年5月25日)の試写会が「犬同伴OK」で開かれたのだ。

全234席のチケットは完売の盛況ぶりで、上映前にはレッドカーペットで犬たちの撮影会も行われた。ロキシーの作品編成ディレクター、イザベル・フォンデヴィラ氏は「犬たちはシートに座ることもできます。上映後のために粘着クリーナーも用意しています」と話した。

落ち着きなく座席に挟まるワンコも

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Peter Prato/The New York Times

しかし満席の場内では、一部の犬たちが座席に四苦八苦していた。チャウチャウとコッカースパニエルのミックスでピンクと赤のストライプの服を着た7か月のレイラは落ち着かない様子で、目にするあらゆるものに気を取られていた。座席の後ろの匂いを嗅ごうと体をひねると、座席がバタンと開いて間に挟まってしまった。飼い主のエミリー・ハッペさん(21)は、「この子は小さすぎね」と言って、レイラを膝に乗せた。

ヨークシャテリアのミックス犬で7歳のスカウトは、興奮しすぎてまったく座らず、床の匂いをかぎまわっていた。この日のためにスカウトを義理の父から借りてきたというダニエラ・ホバートさん(30)は、「この子は田舎暮らしで、羊を追い回すのが好きなの」と話した。「すべてが新しい経験ね」

ウェス・アンダーソン監督最新作は、近未来の日本が舞台

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Peter Prato/The New York Times

イベントを企画したのは『犬ヶ島』の宣伝を手がけるアライド・インテグレイテッド・マーケティングのシニア・アカウント・エグゼクティブ、アンドレア・ベルトリーニ氏。同作品は、近未来の日本が舞台のストップモーションアニメで、すべての犬たちが「犬ヶ島」に隔離されている。

ベルトリーニ氏は、予告編を見てすぐに犬が参加できる上映会を思いついたという。

これに賛同したのがロキシー・シアターだった。ロキシーはこの2年、ニューヨーク・ドッグ・フィルム・フェスティバルの会場となっており、犬同伴の観客を受け入れてきた

「私たちは犬を愛しています」と、フォンデヴィラ氏は力強く語った。

動物病院だと思っている?

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Peter Prato/The New York Times

とはいえ、場内の犬たちが楽しんでいるかはわからない。9歳の柴犬イコを膝に乗せていたショーン・ハットフィールドさん(44)は、「彼はここが動物病院なのか見極めようとしているんだと思います。たくさんの人と犬がいるから。注射を打たれると思っているんじゃないかな」と話した。

ビションとシーズーのミックス、パイレートの飼い主グレッグ・マクウェイドさん(48)は、「彼は気難しい老人みたいなんだ。楽しい騒ぎは嫌いだから、ウェス・アンダーソンの作品がベストな選択かどうか」と漏らした。

前から2列目の席では、18か月のコッカースパニエルのミックス、ウィンストンが行儀よく座りながら、ハーハー言っている。

そして座席に興奮して疲れ果てたレイラは、上映が始まる前に飼い主のハッペさんの膝の上で眠ってしまっていた。

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Peter Prato/The New York Times

©2018 The New York Times News Service[原文:Aisles of Dogs/執筆:Peter Prato and Sonner Kehrt](抄訳:Masako. M)

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