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芸術家たち「フェティシズム」が見出した究極の美。アジア初公開作も登場

スティーブン・クラインのアジア初公開シリーズが日本のギャラリーで観られると聞き、思わずリリースに食いつきました。

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Steven Klein, Killer Heels, Chromogenic Print, 61.0 x 109.2cm, 2014, Printed in 2018 ©Steven Klein

独特な作品を生み出す、スティーブン・クライン

スティーブン・クラインとは、アメリカを代表するフォトグラファー。絵画を学んだ後に写真家へと転向した経歴を持つからなのか、彼の作品にはいつも、どこか非現実世界を映したかのような独特なムードが漂っています(ヘアメイクや撮影場所もかっこいい!)。

2015年の「NARS」のホリデイコレクションのパッケージがものすごく素敵だったのですが、そのパッケージに採用されていた写真を撮影したのも彼です。

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Steven Klein, Untitled, 2010, Pigment Inkejt Print, 71.0 x 101.0 cm

そのスティーブン・クラインがなぜ、アジア未公開作を携えて日本へやってくるのか。そこには、会場となる「THE CLUB」と、ビジュアル誌『VISIONAIRE』とのつながりがあります。

何かに対する特別な想いに焦点を。ギャラリーと雑誌の素敵な出会い

THE CLUBは2017年4月にオープンしたアートギャラリー。欧米とアジアの架け橋となることを目指し、日本ではまだあまり知られていないコンテンポラリーアーティストを中心にキュレーションしています。

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Photo by Jun Koike

このTHE CLUBにたまたま遊びに来たのが『VISIONAIRE』創設者の1人であるジェームズ・カリアードス。アーティストやフォトグラファーをはじめとする「時代のアイコン」とともに芸術とファッションを究める彼らの、常に新しいものを求める姿に共鳴したTHE CLUBが、一緒にキュレーションをすることを提案したのだとか。

こうして共同企画展の実現を目指し、テーマを考案することに。両者に共通するのは「何かを究極的に求めること、そしてその対象になるもの」というキュレーションに対する思い。そこで、この何かに対する特別な思い(執着心)をフェティシズムと捉えることにしたのだそう。『VISIONAIRE』では過去に「FETISH」を特集テーマとした経験があり、この号でフィーチャーされたのがスティーブン・クラインでした。

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Steven Klein Centurion 06, 2004 Gelatin silver print 152.4 x 121.92 cm

企画展テーマ「FETISH」に込められた想いとは

にしても、FETISHと聞くと、性的な意味も含まれていて、ちょっとドキッとしてしまうのですが……。

「フェティシズムを何かに対する特別な思いと考える時、その対象が性的なものになる場合もあるかとは思いますが、決してそれだけではなく、むしろ今回の展示をとおして、鑑賞者のかたそれぞれの感性によって見出した美しさや感情を追い求めてほしいという願いを込めています」(THE CLUBキュレーター 山下有佳子さん)

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Yayoi Kusama, Shoes, 1994, bronze, edition 30

会場にはスティーブン・クライン作品のほか、草間彌生やミニマルアートの代表的人物であるドナルド・ジャッドら、世界的アーティストたちの作品も並びます。

ソリッドな空間に展示された写真や立体制作物からは、作者たちの強さが感じ取れる気がします。いろいろな人の究極的な想いの形を鑑賞し、自分自身の思考についても想い馳せてみてください。

THE CLUB ×VISIONAIRE FETISH

会期:〜2018年5月4日(土)11:00〜19:00 / 会場:GINZA SIX 6階「THE CLUB」(銀座 蔦屋書店内) / 出展作家:スティーブン・クライン、ドナルド・ジャッド、草間彌生、ヘルムート・ラング、チャールズ・レドレー、ハインツ・マック、樂雅臣

THE CLUB, VISIONAIRE

多田亜矢子

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