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きてる#nomakeupの波。あえてノーメイクが大人婚のトレンドに

The New York Times

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Image via Getty Images

結婚式を予定している女性の中には、ブライダルの準備としてセフォラへ通って、メイクアップアーティストを試したりしない人もいる。彼女たちは、この人生最大のイベントに、顔はしっとり、目にシャドウはなし、くちびるにも色はつけないという、より自然なアプローチをするのだ。

メイクで自分を隠すのをやめる女性たち

自分らしくあることがとても大事だったんです」というのは、ワイオミング州ジャクソンのローリー・ハフさん。29歳の不動産ブローカーだ。2017年5月にイタリアのトスカーナ州で挙式したとき、ノーメイクを選んだ。「別人になろうとしている友だちを見てきましたから。ファンデーションを塗りたくって、本人はきれいになったと思っていたかもしれませんが、わたしはそうは思えなかったんです」

#nomakup タグにセレブたちも同意

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2018年グラミー賞でのアリシア・キーズ (Image via Getty Images)

このノーメイクの動向は、アリシア・キーズが牽引したようだ。2年ほど前、テレビ番組『Xファクター』で、メイクなしで「Blended Family」を歌ったのだが、それは自分自身に力を与える意思表示だった。その年のグラミー授賞式でもノーメイク。そして、デミ・ロヴァートも#nomakupのセルフィー画像を発表し、カイリー・ジェンナー、グウィネス・パルトロー、ジジ・ハディッド、アデルやビヨンセも後に続いた。

「結婚年齢が遅くなっていますから、女性は自分をわかってきているんでしょうね」というのは、インディアナポリス大学社会学部の準教授、アマンダ・ミラーだ。「初々しい花嫁としてではなく、成熟した女性として結婚する人が増えているので、他の人の期待に応えるのではなく、自分の意見をちゃんと持っています。このご時世、女性の意見は重要ですから」

メイクの代わりに、スキンケアを十二分に

先述のローリーさんの44歳の夫コリン・ヴォーンさんは、ノーメイクの妻には「とても満足」だったそうです。「彼は、プロムのクイーンみたいじゃなくてよかった、と言ってくれました。(ノーメイクでも)自分でも美しいと思いましたし、清潔感もあって自分自身でいられました」

ローリーさんは、メイクアップアーティストの代わりに、ロサンゼルスを拠点に活躍する美顔施術者のメラニー・サイモンさんにイタリアまで来てもらった。メラニーさんは70ほどのスキンケア製品と「フェイシャルのツール」が詰まったバッグを持参した。ファウンデーションのかわりに、フェイシャルマスクと、酸素、コラーゲン、プラセンタ、抗酸化物質、アンチエイジング成分がたっぷり含まれた美容液が使われた。リハーサルディナー(結婚式前夜の食事会)と結婚式までに毎日フェイシャルが行われた。

「周りがうるさくても、ローリーは自分の決意を変えませんでした」と、現在、別のノーメイク希望の花嫁を担当中のメラニーさんは語った。「以前なら『ノーメイクなんて絶対ダメ。メイクアップアーティストは必要、ぜったいに』とみんな思っていました。ローリーさんの世代はスキンケアを重視していて、よりクリーンな製品を選んでいます。少ないほうが良いという考えで、育ち方が違いますね」

ソーシャルでもトレンド

韓国のビューティ(いわゆるK-ビューティ)製品からスキンケアのトレンドや用語、たとえば、肌の保湿やハイライトに焦点を当てたGlass Skinや、透き通って明るい肌を意味するCloudless Skinをノーメイクへの動機として挙げる人もいる。

「インスタグラムやソーシャルメディアのせいで、みんなより完璧な肌を目指すようになりました」と、ビューティ&スタイルのインスタグラム・インフルエンサーのディヴィッド・ラフは言う。「メイクをしないのは自分の選択なんです。彼女たちが送っているのは、美を感じるために顔をメイクでカバーする必要はないというメッセージ。とくに、肌そのものに自信があるときにはね」

これまでのウェディング姿に疑問も

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Image via Getty Images

より健康な肌というのも、ノーメイクトレンドの理由のひとつかもしれない。別の理由は、自分らしくありたいという欲求だ。「社会が結婚する女性に抱く期待というのは、プレッシャーになりすぎることもあります」というのは、ニューヨークのビル・デブラシオ市長のオフィスで働くショウナ・ストリビュラさん。37歳の彼女は、2017年の9月、ブルックリンのペリスタイル(列柱郭)で、200人の招待客の前で34歳のエヴァン・ローソーさんと結婚した。

結婚式の日、ショウナさんはほんの少しだけメイクをした。それも、結婚式のためにロサンゼルスから飛んできた友人、36歳のモーガン・ソロスキーさんからいろいろ言われたあとでの妥協だった。

友人のアドバイスも押し切って……

モーガンさんは「一人前として見られるために、女性はメイクをしなければならないわけじゃありません。でも、結婚式のような重要なイベントでドレスアップするのはいいことだと思うんです」と言う。挙式の前に、モーガンさんはショウナさんにメイクバッグとTarteのメイクパレットを渡した。「ショウナはそれを押し戻してきました、使わないと言って」

ショウナさんは譲歩したけれども、モーガンさんがチークやシャドウを少しでもつけるたびに拭き取ったのだ。「いちいちやられましたよ。ほんの少しでも何かつけたら落とすんですよ。なにもつけなくてもショウナはきれいでした。清潔でナチュラルなお嫁さん。彼女はまさしくそうでした」結局、花嫁はリップグロスとアイライナーとパウダーをほんのわずかつけただけだった。

ノーメイクは勇気ある意思表示

ショウナさんは「結婚式って演出ですよね。人から見られて判断される。ノーメイクはわたしにとっては自然なプレゼンテーションであって、私自身の自然な延長なんです。(結婚式で)わたしが公に表しているのは愛であって、美しさではないのですから」と語った。

どんな外見にしたいかその理由はそれぞれだが、結果は誰も同じ、美しくて自然で自分らしくあることだ。

ショウナさんいわく、「きれいだったとみんな言ってくれました。結婚式でノーメイクなんて、勇気ある意思表示だねと言われたのがおもしろかった。メイクをほとんどしていないバージョンの自分を見せたかったんです」

© 2018 New York Times News Service[What Makeup for Your Wedding Day? Maybe None/執筆:Alix Strauss](翻訳:ぬえよしこ)

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