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見て見ぬふりはOK? NG? 同僚のセクハラへのスマートな対処法

The New York Times

ニューヨーク・タイムズの人気コーナーThe Workologist。働く人の悩みにズバリ答えます!

Q:セクハラ行為を派遣先で繰り返す男性同僚。どうしたらいいでしょうか。

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Maria Nguyen/The New York Times

派遣会社の従業員です。通常、私たち派遣スタッフは、特定のプロジェクト要員として何名かがグループとなり、企業(多くの場合、大企業)に派遣されます。最近、私が一緒に派遣され、同じ職場で働く男性同僚が、セクハラと容易に受け取られてしまうような行動を取っているのが気になっています。

彼は、同じグループの女性の派遣スタッフの1人に不適切な方法でボディタッチします。例えば、指先で首筋に触れたり、背中をさすったり。また、やはり同じグループの女性スタッフの電話番号を、別の同僚からしつこく聞き出そうとします(通常、スタッフの大半は女性です)。最近ご主人を亡くした同僚には、彼女の家に引っ越してもいいか、とすら尋ねたことがあったそうです。

彼のこういった態度の全てが、クライアント企業のセクシャル・ハラスメント規則に明らかに違反しているため、私たち同僚も心配しています。でも、あまり給料が良くない仕事なので、通報するのはためらわれます。彼は生活のためにお金が必要ですよね。どうしたらいいでしょうか。(匿名希望、イリノイ州エバンストン在住)

A:見て見ぬ振りはダメ。放っておけば、派遣会社にとって重大なリスクとなる可能性も

おっしゃる通り、あなたの同僚の振る舞いは重大な問題です。「彼は生活のためにお金が必要」という事実は、セクハラ行為の正当な言い訳にはなりません。見て見ぬ振りをすべき正当な理由にもなりません。間違いなく、何らかの行動を取らなければなりません。ですが、具体的にどうすべきかは、いくつかの要素により変わってくるでしょう。

そこで、法的問題として職場内のセクハラにどう対応すべきか、法律事務所FisherBroylesワシントンDCオフィスの雇用問題弁護士、エイミー・エプスタイングルック氏に聞いてみました。

雇い主には社内の問題を知る義務がある

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Image via Getty Images

「確かにこのスタッフは、明白なセクハラ行為をさまざまな形で頻繁に行っています。それを踏まえると、この行為は雇い主である派遣会社の上層部に報告すべき問題に該当するでしょう」と、エプスタイングルック弁護士。

「報告を受けたら、派遣会社はこの問題を調査しなければなりません。すぐに本人とその問題に関与した人々から話を聞き、適切にこの問題に対処しなければなりません。具体的な方法は、あなたの雇い主である派遣会社の規則により異なりますが、肝心なのは、派遣会社の上層部にこの問題が発生していることを知らせる必要がある、ということです。問題を把握していないのにそれを止めさせることは不可能です。

クライアントに訴えられるリスクも

一般論になりますが、アメリカでは、セクシャル・ハラスメントの被害には、1964年制定の公民権法第7編に基づき法的救済が図られています。15名以上の従業員を雇用する企業を対象に、その従業員をhostile environment(不利な労働環境)を創出するようなセクハラから保護します。この先万が一、その同僚があなた方のグループの派遣されているクライアントの従業員にハラスメント行為を行った場合、被害にあったクライアントの従業員は、同法第7編に基づいてあなたの派遣会社(および自分の雇い主)に対し損害賠償請求を行うことができます。つまり、あなたが何も行動を起こさず、見て見ぬ振りをしていることは、勤め先の派遣会社にとっての『真の問題が発生するリスク』を放置しているのと同じことなのです」と、エプスタイングルック弁護士は警告します。

まずは本人に注意するのが先決

「少なくとも、セクハラを行っている本人と直接話し、セクハラを止めるよう、最後通告を突きつけましょう。それでも彼が行動を改めない場合は、彼の問題行動を派遣会社の上層部に報告しましょう(なお、公民権法第7編は、雇い主がその従業員に対し、問題行動を通報したことを根拠に法的措置を取ることを禁じています)。セクハラ行動を見て困惑したり、実際にセクハラの被害にあっていたあなたの同僚には敬意が払われて当然です」

© 2018 The New York Times News Service[原文:How to Respond When a Colleague Is Harassing Women/執筆: Rob Walker](翻訳:Ikuko.T)

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