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異分野 ✕ 刺激 = イノベーション。Tech Open Airってナニ?

ビジネス会議というと堅苦しくって、名刺を山ほど交換したわりにはあまり成果につながらない。そんな形式ばったものから抜けて、世界はどんどん有機的な方向へシフトしています。その最たるものが、米国オースティンで毎年開かれる音楽とテックの巨大イベントSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)。そしてもう一つ。ヨーロッパにはTOAがあります。

欧州最大のイノベーション・フェス

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TOA(Tech Open Air)は、2012年よりベルリンで毎夏開催されているテック・カンファレンス。その運営方式もユニークで、2012年当初は資金調達をクラウドファンディングで行ってスタートしたのだとか。回を重ねるたびに大きくなり、2017年には世界中から200名のスピーカーが訪れ、ベルリン市内の200か所にて公式サテライト・イベントが行われるほどに成長しています。

会場も、“Open Air”という名の通り、青空の下で気楽に話し合ったり、歴史的建築の中でのセッションも。肩ひじはらない空間だからこそ、未来に繋がるアイディアが次々に飛び交うのでしょう。

なぜ今、ベルリンが熱い?

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TOAの共同創設者、ニコラス・ヴォイシュニック氏

東西合併後、安い物件を求めて若者が流入したことで、いまやベルリンはスタートアップの聖地となり、“第二のシリコンバレー”とも呼ばれるように。「コワーキングスペースやイノベーションハブも充実し、クリエイティブな人々が集まってきて、ブロックチェーンなどのエコシステムを育てる場になった」と語るのは、TOAの共同創設者であるニコラス・ヴォイシュニック氏。

ビジネスの萌芽が次々に生まれ、そこに投資家が集まり、よい循環が生まれる、まさに“アイディアが形になる街”。そんなベルリン発の異業種交流フェス。ちょっと期待できそうです。

日本でも開催。ブロックチェーンがテーマ

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そんなTOAが、2018年4月末に「TOAワールドツアー東京」として、日本に上陸しています。場所は、かつてのクラブカルチャー発信地でもある東京・湾岸エリア。会場である巨大な撮影スタジオに踏み入れると、国内外から幅広い世代が集まっていて、活気に満ちあふれた雰囲気。

よくあるビジネス・カンファレンスと一線を画すのが、TOAのマナーである「No 名刺交換ファースト」。名刺を渡す前に会話をしよう、そして話したら他の人を紹介しよう、というルールが掲げられていました。海外ではデフォルトでも、日本社会ではなかなか越えられない壁。名刺を渡す既成事実よりも、コミュニケーションを大事にする姿勢に好印象。

業界の垣根を越えた横断的セッション

イベントは、セッションとピッチに分かれ、セッションパートの2018年のテーマは「ブロックチェーン」。ブロックチェーンというと、ビットコインのような仮想通貨が思い浮かびますが、実は流通や製造管理など様々な分野で活用されている技術のこと。

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トークン・エコノミーに関するセッション。「ブロックチェーンの登場はパラダイム・シフト」とアーサー・ブライトマン氏(中)。しかし開発としてはまだまだ初期段階とか。

それを反映して、セッションには、ICOで250億円の資金調達をしたTezos(テゾス)創始者アーサー・ブライトマン氏から、ビットコイン寄付サイト「Kizuna」を創設した藤本真衣氏、電気料金の支払いに仮想通貨を使う決済システムを試験導入した中部電力の戸本裕太郎氏など、業界や国、職種の垣根を越えて、あらゆる領域のスピーカーが登壇。新しい概念すぎてモヤモヤしがちなイメージを打ち破る、充実のセッションとなりました。

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篠原ヒロ氏(右から2人目)らが参加した若手業界関係者のセッション。藤本真衣氏(右)「ブロックチェーンは企業と企業をつなぐ縁の下の力持ち」

まさにビジネスに繋がる革新的なハブ

また、TOAは別名「イノベーション・ハブ」と称するように、イベントは学際的(異分野にまたがる)に構成されています。イベント後半は、領域横断型の6つのセッションがピッチ形式で行われました。

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流れ星を観測して基礎科学につなげるプロジェクトを実施している岡島玲奈氏。

次世代ロボットベンチャーに挑むGroove X社の林要氏をはじめ、東京大学で天文学の博士号を取得後、ゴールドマン・サックス社勤務を経て、現在は人工的に流れ星を降らせるエンターテイメントプロジェクトに取り組む岡島礼奈氏など、様々な分野で活躍する起業家が10分のピッチを披露。テック以外の領域でも、日本テクノ音楽界を牽引する石野卓球氏、Toby氏による昔のベルリントークもあり、会場は大いに盛り上がりました。

カンファレンスとフェスのいいとこどり

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ティーブレイクは京都・喜心の和菓子と抹茶で、一気に会場が和やかに。

セッション以外にも、交流のためのさまざまな仕掛けが。エキシビジョンのコーナーでは、国内外の革新的なプロダクトを展示。たとえば、SXSW2018 Innovation Awardファイナリストに残ったLooking Glass社のブースでは、ホログラム映像システムの紹介が。指でくるんと動かすとインタラクティブに反応する気持ちよさに、ちょっと未来を確信したり。カフェグローブでもご紹介したこちらのチェアも展示されていましたよ。

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医療や学校の教材にも活用できそうなLooking Glassのテクノロジー。

このようにTOAは、なんともにぎやかな、カンファレンスとフェスのいいとこ取りのようなイベント。先端を走る世界のイノベーターたちを惹きつけているのにも納得がいきます。

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アニメーションダンサーの動きがまるで光の糸で操られているように見えるavex社の展示。

気になるなら、ベルリンに行ってみる?

そんなTOAをベルリンで体験できるオフィシャル視察ツアー2018が開催されます。ブロックチェーン、AI、モビリティをはじめ、今気になるテーマが目白押しの4日間に。

メイン会場となるのは東ベルリンの有名巨大建築Funkhaus。120に及ぶサテライト・イベントやミートアップやセッション、音楽フェスを楽しみながら体験できます。異なる分野が一つのフェーズでつながる全く新しいテクノロジー・カンファレンス。自分の領域を広めたいなら、行ってみる価値ありそうです。詳しくはこちらを。

撮影:TOAワールドツアー東京/取材:カフェグローブ編集部

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