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3割強の会社は始めてる。「思いやり」の再定義

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無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)」という言葉を聞いたことがありますか?

例えば「シニアはパソコンが苦手」「男性はリード役、女性はサポート役」「女性に責任の重い業務を担当させるのはかわいそう」「小さな子供を持つ女性に出張は無理」など、年齢や性別、子供の有無などによる思い込みのことを意味する言葉です。

多種多様な人材を積極的に活用しようという考え方、いわゆる「ダイバーシティ」が意識されるようになり、いち早く推進に取り組む企業の中で、この「無意識の偏見」についても研修を実施するなどの動きが増えつつあります。

よかれと思って、という好意がむしろ悪循環を生む

気をつけたいのが、この「無意識の偏見」は差別やハラスメントなどではなく、むしろ「思いやり」や「よかれと思って」という“配慮”から起こるケースが多いことです。そのため、その本人自身がその「思い込み」に気づいていないケースが多く、特に仕事などにおいては知らないうちに重要な機会損失につながってしまうケースもあります。例えば、男性の上司が重要な仕事を「配慮」と思い、あえて男性社員に任せた結果、会社での活躍の機会がないととらえた女性社員がその心情を話すことなく退職してしまう、などです。

だからこそ、“無意識”をきちんと“意識”し、理解するための取り組みが必要になってくるわけです。

想像以上に多くの職場に存在する「偏見」

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サイコム・ブレインズが毎年実施している調査では、無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)が自分の職場に「存在している」または「ありそうな気がする」と回答したのは女性93%、男性85%と、性別に関係なく高い数字が出ています。その状況として一番多かったのが「職場における男女の役割・業務分担」という回答。自由回答では「事務職のいない部署では、コピーや文具発注・管理等の事務作業は女性に振られる」「雑用の大部分は女性が担当」などの事例も寄せられています。なんとなくぴんと来ていなかったとしても、こうやって具体的な例を聞けば「ああ、そういえばうちもそうかも」と改めて実感する人もいらっしゃるのではないでしょうか。

まずはトップダウンから全体へ

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それでは、無意識の偏見に対する理解や認識を深める取り組みをどれだけの企業がすでに行っているのかも見てみましょう。調査結果では、理解や認識を深めるアクションを自社が「取っている」と回答したのは36%、「取っていない」は45%という結果になっています。

具体的な取り組みの内容としては「管理職に対する研修・ワークショップ実施」が69%で1位に。次いで「組織全体での研修・ワークショップ実施」(40%)となっています。まずは組織を担う人材の理解を深めることに重点をおいていることが見て取れますね。サイコム・ブレインズ専務の太田氏も「無意識の偏見を取り除くためのアクションは、まずは組織風土づくりの旗振り役を担う管理職に対して研修やワークショップを行う事が必要です」とコメントしています。

さて、約三割強の企業が、すでに無意識の偏見を払拭するためのアクションを起こしているというこの調査結果。あなたは多いと思いましたか? それとも少なく感じたでしょうか。

ダイバーシティが進めば進むほど、コミュニケーションは多様化していきます。相手にとって本当の思いやりとはなんなのか。「無意識の偏見」がそれぞれの思いを損なうことがないよう、改めて考える時期に来ているのかもしれません。

サイコム・ブレインズ株式会社

Image via Gettyimages

小林聖

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