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夫婦が愛を込めた香水。漂うのは、ヴェネツィアの香り

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ヴェネツィアを訪れたことはありますか? 筆者は未訪なのですが、行った気分に浸っています。どうやって? それは、香りから。

ディディエ・ギヨンとソフィー・ギヨン夫妻が牽引する化粧品ブランド「ヴァルモン」から新しく登場した「ストーリエ ヴェネツィアン」が、ヴェネツィアの街の5つのエリアをイメージした香水シリーズなのです。

土地の思い出を香りで綴る

夫妻にとって、ヴェネツィアは思い出の土地。ディディエは芸術振興に積極的で、本人のプライベート・アートコレクションを用いた展示会を開催してきただけでなく、ヴェネツィア・ビエンナーレに参加した経験の持ち主。

一方、生粋のパリジェンヌであるソフィー。彼女がディディエと初めて訪問したのがヴェネツィアでした。細い路地に流れ込む海辺の空気、運河を通る始発の水上バスで供される熱いコーヒーの香りなど、街に漂う香りに魅了されたと言います。

街全体に芸術性があふれていて、あてどない散歩であっても何かに出会える場所。今回のシリーズには、彼女のヴェネツィアに対する想いが5つの物語に綴じ込められています。

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写真上から、伝統と革新が融合する場所だったアルセナーレ地区をイメージした「アレキサンドライト」、街の東端に位置し、アドリア海と接するポンティーレ・サンエレナ地区をイメージした「ヴェルデ エルバ」、バロック様式のサン・モイゼ教会が建つカンポ・サン・モイゼを思い起こさせる「ブルー コバルト」、路地が多く、文化施設も多数あるドルソドゥーロ地区にちなんだ「ガッジア メディオ」、かつて国立造船所があり、サン・フランチェスコ・デッラ・ヴィーニャの荘厳な建物から想起した「ロッソ」。すべて100ml 50,000円(税別)。

「ヴェルデ エルバ」はグリーン・フローラル系、「ブルー コバルト」はオリエンタル・グルマン系……と、こう聞くと、すでに知っている香りのように感じます。が、同シリーズの香り、どれもが未知というか、嗅いだことのない香りばかり(わたしがヴェネツィアを訪れたことがないからなのかもしれませんが)。この秘密は厳選された天然素材のブレンドにあります。秘境に生きる樹木やフラワーエキスが、物語を膨らませてくれるのです。

ムラーノ・ガラスが輝く芸術的なボトル

芸術を愛するヴァルモンですから、ボトルもスペシャル。ヴェネツィアの特産品、ムラーノ・ガラスが配されています。これは、かつて東西貿易でもっとも珍重されていたガラス製品を自国で創り出すべく、ムラーノ島に職人を集め、切磋琢磨させたことから発展したヴェネツィアのガラス製造事業の歴史にちなんでいるのだとか。

香りやボトルから、街の様子や歴史がありありと想像できます。夏休みや長めの連休まで(残念ながら)先は長いので、香水から旅気分を味わってみませんか?

ヴァルモン

電話:03-6416-8343(CVLコスメティックス・ジャパン)※イタリアンレザーで仕上げた(ボトル 8.5ml 25,000円 税別)もあり。

ヴァルモン

多田亜矢子

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