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女性CEOに学ぶ、女性の出世術。実践すべきポイント6つ

従業員数5000人を超えるMars Petcare & Food France社の女性CEO、ミリアム・コーエン=ウェルグリンさん(52歳)は、さまざまな企業で責任ある役職をこなした経歴を持ちます。

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2018年4月に出版された著書『Et tu oseras sortir du cadre(思い切って枠から出てみよう)』には同氏の経験に基づいた、女性が企業内でステップアップするために必要なカギが紹介されています。「Business O Feminin」の記事から、そのポイントを6つ拾ってみましょう。

1. まずは、ステレオタイプに従うのをやめる

ガラスの天井については女性もまた責任があります。なぜなら無意識ではあっても、女性も多くの偏見に従っているからです。
「Business O Feminin」より 翻訳引用

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女性の自由の歴史は、フランスでもまだまだ浅いもの。例えば、フランスでは夫の許可を得ずに妻の就業が可能となったのは1965年のことでしたし、つい40年くらい前までは、女性は職場でのスカート着用が義務でした。働く女性がズボンを履くことを禁じるこの法律が正式に無効となったのは2013年だったのですから、驚きです。

それを考えれば、女性はこうであるべきと言うステレオタイプが、いまだ社会に根強く残るのも、うなずけるように思えます。この先入観を改善するには、一人ひとりが自分の中にある水面下の意識を見直す必要があるということでしょう。

2. パートナーや友人の「協力者」を見つける

多くの女性経営者にとって協力者を見つけることはとても重要です。同氏にとってもそれは例外ではありません。

私の夫は作曲をしているので、私の仕事について外国に移動するのもそれほど難しいことではありませんでした。片方がもう一方のために何かを諦めなければならないケースは、もっと難しいことと思います。けれども、大切なのは、2人のキャリアの進展に、大きな差を作らないことです。
「Business O Feminin」より 翻訳引用

これを読んで、私はマルレーヌ・シアパ夫妻のことを思い出しました。企業勤めから政治の世界へと入った妻と、妻の閣僚入りをきっかけに仕事を減らして、自らの家事分担を増やした夫。お互いのキャリアをそれぞれ尊重している様子がうかがえます。

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また、同氏は「挫けるときは必ずあります。その時、どうやって立ち上がるかが大切です。そのためには、丈夫な支えが必要なのです。」と続けます。協力者という「丈夫な支え」はパートナーのみならず、私たちを取り囲む家族、友人にほかなりません。

3. 自分の価値感を尊重してくれる企業を選ぶ

企業を選ぶときは、その企業の持つ価値観に共感できるかどうかが大きなポイントですが、同時に企業が自分の価値観を尊重してくれるかどうかも見極める必要があります。

心から賛同していないと、良いリーダーにはなれません。ですから自分自身を表現できる企業を選ぶ必要があるのです。
「Business O Feminin」より 翻訳引用

さらに、企業が出産・子育てに理解と考慮を持つことも大切です。「女性のニーズに合わせるということは、これからの若い世代のニーズに合わせるということでもある」と同氏が考えているように、企業の未来にとっても個人の価値観を尊重することは重要なのです。

4. 完璧を目指しすぎない

女性の一番の敵はその完璧主義さにあります。
「Business O Feminin」より 翻訳引用

確かに、以前の記事でも書いたように、男性と比べると女性はよほど確信がなければ、積極的に発言しようとしません。とかく、自分に欠けているものをあれこれ考える傾向にあります。

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たとえ完璧でなくても堂々とし、常に次なる目標を見据えるくらいでちょうど良いのかもしれません。

5. 自らを売り込むことに躊躇しない

前項とも重なりますが、完璧主義であるがために、女性は男性と比べると自分自身を売り込むことに気後れしがちな人が多いようです。そういう女性に同氏はこう呼びかけます。

自慢しているようで気が引けるなら、これをしなければ、企業の肯定的発展に貢献することができないと考えなさい。
「Business O Feminin」より 翻訳引用

なるほど、自分の能力を積極的に開示するのは、自分のためだけではないのです。それが企業に恩恵をもたらし、ひいては社会貢献にもつながるのだと考えれば、積極的に名乗りを上げる女性も増えそうです。

6. 常に「自分自身」であれ

長年、男性優位な社会であった企業で女性がそれなりの地位につくには、ときに男性的リーダーシップをまねる必要もありました。けれどもその傾向にも今は変化が見られてきています。

同氏は、誰かの真似ではなく、自分自身の判断基準を優先させることを薦めています。

(なぜなら)人は、自分自身でいる時ほど、強い自分でいられることがないからです。
「Business O Feminin」より 翻訳引用

多様性は、企業の効率と革新性を保証するものです。そう考えれば、個性を埋没させずに働ける職場は、自分にとっても企業にとってもWin-Winと考えられます。

緩やかでも確実に社会は変化している

ガラスの天井を実際に打ち破った経歴を持つミリアム・コーエン=ウェルグリンの言葉には、説得力があります。また、CEOとしての視点、次世代、次々世代を見据えた視野の広さも加わって、より言葉に厚みを感じます。

緩やかでもしっかりと動きつつある社会の流れ。あと2、30年もすれば、「2018年は、女性の管理職がニュースになる時代だった」と振り返るようになっているかもしれません。

Business O Feminin]Image via Shutterstock

冠ゆき

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