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フェア・トレード=褐色の手の絵文字。それってどうなの?

The New York Times

“フェア・トレード”してるからって、白人が褐色の手の絵文字を使っていいのでしょうか?

Q:私のある友だちが、最近“エシカル(倫理的)でフェアなトレード”をうたい文句にしたクロージングラインを立ち上げて、しかも先日アメリカの大手小売にもピックアップされたそうなんです。

洋服はインド製で、現地の労働者が作った商品をアメリカで販売しているんだとか。たしかに商品は良さそうだけど、ひとつ気になることがあって……。

その友だち、白人なのに、仕事のSNS上で“褐色の手の絵文字”を使っているんですよ。洋服自体のカッティングやプリントについては、申し分ないと思います。でも、褐色の肌の絵文字を図々しく使う彼女にイライラします。私は何と言うべきでしょうか? ──匿名

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Image via Shutterstock

A:何も言っちゃダメ! あなたはご友人のフェアトレード・ビジネスの価値というものを低く評価しすぎですし、どちらかというとくだらない心配事を大げさに考えすぎですよ。

あなたのご友人はおそらく、貧しい地域の人々に対して、彼らにとったら人生が変わるような高額の賃金を提供しているはずです。それだけでなく、エシカルなサプライ・チェーンを整えると、布地の製造や洋服のパターンのカッティング、梱包や配送といった現場における児童労働などの搾取も減らすことができるのです。

洋服作りに関するすべての仕事がインドの人々の手で行われていることを考えると、そのご友人が褐色の肌の絵文字を使用するのは充分な理由があると言えます。あなたは、まさに“木を見て森を見ず”の状態に陥っているように見えます。

傍観者の立場から、価値あるプロジェクトの不完全さをあげつらって粗探しをするのは、とても簡単なことです(私も嫉妬深い人間なので、よくやってしまうんですけどね)。

絵文字がどうとか表面的なことを心配して屁理屈を言い立てるよりも、彼女がやっている善行のもっと本質的なところを褒めたたえてみては? もしそれができないというのなら、そのまま黙っていた方がよいでしょう。

“かたいクッキー”みたいに面倒くさい女性

Q:両親の家でディナー・パーティーを開いた時のこと。お隣の新婚さんの奥さんが、私の娘からガールスカウトのクッキーを4箱買ってくれました。そのうちの“シン・ミント(注:チョコミント味)”2箱については、借用証書を書いて後日渡すということになりました。彼女は、4箱分の20ドルをその場で支払ってくれました。

ところが4日後、彼女からメールが。「私のクッキーは? 」私は謝罪し、できる限り早くクッキーを届けると伝えました(車で1時間ほどの距離です)。すると、さらにその3日後、今度はこんなメールが。「返金してほしいです。20ドル分の小切手を送ってください

私は、すでに2箱渡しているのだから10ドルだけ返すと彼女に伝えました。すると彼女は、あからさまに改変した形跡のある借用証書の写真を送りつけてきたのです。そこには、私たちが彼女にクッキー4箱を渡す義務を負っている、と書かれていました。どう思いますか? ──デイヴィッド

A:あなたの相談内容で10ドル分楽しませてもらったので、問題を解決してみせましょう。私が一番心配なのは、あなたのご両親が今後も引き続きその夫婦の隣で暮らしていかなければならないということ。ご両親のためにも、すぐに(フェアじゃなくていいので)解決しましょう。その女性にすぐに20ドルの小切手を送って、おそらく“ガールスカウトのクッキー史上最高のエピソード”であるこの問題を幕引きにしてしまいましょう。

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毎年誘われていたのに、拒否し続けていたら今年は誘われなかった

Q:36歳男性です。この10年間、母は毎年私をペサハのセーデル(注:ユダヤ教の晩餐会)に誘い続けてきました。でも、私は行きませんでした。宗教には興味がないんです。そしたら、今年は誘われませんでした

セーデルの前日は普通に仲良く喋っていたので、母は機嫌が悪かったわけではないと思います。

いとこによると、セーデルはいつも通り何事もなく終わったそうです。何だか、ないがしろにされたような気がしてなりません。私はどうすべきでしょうか? ──ナサニエル

A:ないがしろ? もしあなたが36歳じゃなかったら、思いっきりお尻を叩いてお仕置きするようお母さまにお勧めしていましたよ、ナサニエル。過去10年間、あなたはただの一度も参加しなかった。セーデルへの誘いを息子に断られ続けたお母さまの心情は察するに余りがあります。それでもなお、「母親は自分を誘うのを忘れていた」などと文句を言っている。

これは私の想像ですが、おそらくお母さまは大勢のゲストのために沢山の凝った料理を準備していたので、忙しすぎてあなたを招待するのを忘れてしまったのでしょう。

でも、ここで私の仮説を検証させてください。カレンダーを開いて、来年のセーデルの日付のところに今からマルを付けてください。次に、どれだけセーデルに参加したいのかをお母さまに大げさにアピールしてください。そして、当日は参加を。

あとで必ず私に結果報告してくださいね!

イースターのワクワク気分をぶち壊しにされた

Q:もう、怒り心頭です! イースター祭のエッグ・ハントの時のこと。ある6歳の男の子が、うちの4歳の娘にイースター・バニーなんかいないと言いました。娘は、ものすごくショックを受けて落ち込んでいました。この男の子の両親は、息子にあんなことをさせないようもっと気をつけるべきだったと思います。あなたの意見も聞かせてください。──パパ

A:お気の毒さまです。しかし遅かれ早かれ、世の中に揉まれていくうちに、娘さんは真実を耳にしていたでしょう。それに、6歳の子というのはそこまで思慮分別がないものです。怒りが収まってきたら、その男の子のご両親に事の顛末を話して、次回は(そしてクリスマスにも)このようなことが起こらないよう気をつけてもらいましょう。

そして、来年以降にこのような事態が発生しても挽回できるよう、パパさん自身でも4歳の娘さんと一緒に試していただける方法を考えてみました。キャンディを誰が運んできたのかを娘さんに尋ねてみてください。そして、娘さんが考えた全ての答えを否定し続けてください!

© 2018 The New York Times News Service [原文:When a White Person Can Use Brown Emoji Hands/ 執筆: Philip Galanes ](抄訳:吉野潤子)

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