1. Home
  2. キャリア
  3. ファッションだって重要戦略。シニアマネジメントの出世術

ファッションだって重要戦略。シニアマネジメントの出世術

仕事の本棚

まだまだ多くの企業において、女性管理職は少ない印象です。そして、管理職になったとしても先を走る良きメンターは少なく、中間管理職のままいつまでたっても手探り状態。人生100年時代において、ただがむしゃらなばかりではなく、戦略的にキャリアを上に重ねていく必要があるといえるでしょう。

秋山ゆかり著『自由に働くための出世のルール』 より、女性がもう一つ上を目指すための戦略についてご紹介します。

rule

出世に必要なのは実務能力より、ファッション

「服の選び方とキャリアアップなど関係ないのでは」と思われる方も多いかもしれません。しかし、私が外資系企業で本部長職に就いた後は、イメージ戦略に関してとても細かい指摘を受けました。ここで言うイメージ戦略とは、具体的には、服やアクセサリーなどをどう選んでいくのかということ。これは私にとって非常に驚きでした。
60ページより引用

地位・場面・目的にあった服装を戦略的に考える重要さを著者は語っています。やはり、女性シニアマネジメントともなれば、求められるイメージというものはどこの企業でもあることでしょう。著者はかつて、外資系企業で本部長職に就いた折に、社長から呼ばれ「人に使われる格好ではなく、人を使う格好をするように」と言われたのだとか。そして、その社長は、次の比率を教えてくれたのだといいます。

・実務能力 10%
・イメージ作り 30~40%
・顔を売ること 50~60%

この数値は社長の経験則によるものだったといいますが、メラビアンの法則といい、人は見た目で判断されることが多いという研究結果があるといいます。

シニアマネジメントらしいイメージを上手に作るためには、どうしてらよいのでしょう。欧米のキャリア女性からお手本となる人を探して分析し、日本の状況にあわせつつ、自分なりに取り入れていくことを著者は推奨しています。また、マニッシュとフェミニンをシチュエーションにあわせて使い分けることもポイントなのだとか。

シニアマネジメント……経営層ともなると、やはり会社の顔としてのファッション戦略がより重要であることが分かります。

シニアマネジメントとしての「存在感」を身につける

shutterstock_242287216

それは、一言でいえば「存在感(Presence)」、つまりシニアマネジメント層に対する存在感です。混同しやすいのですが、「影響力」とはちょっと違います。そこで、「シニアマネジメントになるための存在感とは何か」を考えていくためのヒントと、存在感を持つためのポイントをご紹介します。(中略)
①会社や業界の将来を語れる“ソート・リーダー(Thought Leader)”になる
②重要な場面には“必ずいる”技術を身につける
③物事を“確実にやる”人になる
98~99ページより引用

金融機関やメーカーで働くキャリア女性たちが、あるとき著者にこんな相談を持ちかけたといいます。「こんなに成果を出しているのに、なんで昇進できないのか」。たしかに、マネジメントとして企業の中で生き残っていくためには、資格や専門技術の勉強などによるハードスキルだけではない、何かがあるようです。

一言で言えば、それは「存在感」であると著者はいいます。そして、存在感を得るためには将来を見据えたソート・リーダーになることが重要なのだとか。たとえば社長が語っていることであっても、自分が「会社や業界の将来を語る」ということ。つまり、社長が使っている言葉をあちこちに散りばめて、社長と同じ方向に向かっていることを周囲にアピールすることにつながるからだといいます。

さらに、どんな組織においても「一緒に物事を決め、進めていく人」に自分を位置づける動きを社内ですることが重要なのだとか。一番重要なのは、重要な物事を必ず成功させること。他の人ができることは他の人にやってもらい、自分にしかできないことは必ずやり遂げる

ただやみくもに目の前の仕事をこなしていくだけではなく、少し注意して動き方を微調整することで、社内で存在感を大きく示していくことができそうです。

男性的に振る舞う女性リーダーには反発が起きやすい

shutterstock_241565092

この論文では、「男性が上、女性は下という暗黙の『性的地位』がわれわれの中にはあり、それと食い違う行為をする女性は反発を受ける」ことを検証しています。特に興味深いポイントは、次の二点です。
①男性と女性の望ましい・望ましくない特性が異なる
②社会的上位者に求められる特性が、男性に求められる特性と近い
155~157ページより引用

著者が事業開発本部長に就任した際、エグゼクティブ・コーチからいくつかの論文や新聞記事を渡されたといいます。その中にあったある調査をもとに、女性が男性リーダーのようにふるまうことの危険性について説明を受けたのだとか。「成功している女性エグゼクティブは、男性的資質と女性的資質をうまくミックスさせている」というのです。やはり、まだまだ社会には、「男性はこうあるべき」「女性はこうあるべき」、またその逆もあるということがよく分かります。

昇進するまでは、女性が足りないと思われている特性(自身や戦略性など)が足りないと思われないように普段よりも120%出す必要がある。逆に、昇進したら、その表現を80%程度にすると批判を避けやすくなるのだといいます。自分がここまでやるのは嫌だと思わない範囲で、女性に求められる役割を果たすことで、周囲、特に男性からの無用な批判を受けないリーダーシップ・スタイルを築くことができるのだというのです。

さらに上を目指すためには、丁寧な創意工夫が重要なようです。さまざまな縛りを戦略的に回避し、長く自分らしく働き続けていきたいものです。

自由に働くための出世のルール

著者: 秋山ゆかり
発行: ディスカヴァー・トゥエンティワン
定価:1,500円(税別)

Image via Shutterstock

ナカセコ エミコ

  • facebook
  • twitter
  • hatena

    Ranking

    1. 「そうだ、京大行こう」/お金にならない学び #1

    2. やる気がでない人は充電の仕方が間違っていた!

    3. 副業でもっと稼ぎたい? このスキルがあなたを後押しする

    4. 更年期だけじゃない。誰にでも起こるホットフラッシュの6つの原因

    5. 平成生まれと昭和生まれの意識調査、意外な結果に

    6. これからは「生き方が働き方」に。好きなことを仕事にしていくヒント

    7. あなたの目は大丈夫? 働く女性の目元問題、ウソ、ホント。

    8. あなたの「怒りタイプ」がわかる。アンガーマネジメント診断

    9. 「直感に従えば、必ず答えが見つかる」理由

    10. 雨だけど「髪、まとまってる! 」って歓喜したい

    1. 平成生まれと昭和生まれの意識調査、意外な結果に

    2. 信頼されている人は、この姿勢を忘れない

    3. 更年期だけじゃない。誰にでも起こるホットフラッシュの6つの原因

    4. もしも部下が発達障害だったら?

    5. やる気がでない人は充電の仕方が間違っていた!

    6. 犬 「なんて登り降りしやすいんだ!」

    7. 「いつでもおしゃれ」な人のワードローブのルール

    8. もっと早く知っておきたかった「独学」のこつ

    9. Facebookにサヨウナラ。しあわせな人間関係を呼ぶ4つの習慣

    10. 「何をやっても痩せない」から卒業!

    1. 性欲がないのは歳のせい? いいえ意外な理由があるんです

    2. 仕事ができる人ほどランニングをするのは理由があった!

    3. 「その症状はストレスのせい」と教えてくれる8つのサイン

    4. 「週一納豆」が身を助ける。納豆の驚くべきパワー

    5. もしも部下が発達障害だったら?

    6. 平成生まれと昭和生まれの意識調査、意外な結果に

    7. お金が自然と増えていく「貯金体質」の身につけかた

    8. 信頼されている人は、この姿勢を忘れない

    9. 【緊急座談会】他人事じゃない! 働く女性のリアルな「更年期」事情

    10. ヨーロッパで最も裕福な王族 トップ5

    ファッションだって重要戦略。シニアマネジメントの出世術

    FBからも最新情報をお届けします。