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仕事のパフォーマンスを上げる「食事のスキル」

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トップクラスのビジネスパーソンは、食事、運動、瞑想など、ありとあらゆるアプローチでアスリート並みに心身を整えているという話はよく耳にします。特に食事は、健康・美容の面でも気になるところですが、ビジネスの場という観点では、どういうところに気をつけていくと、パフォーマンスがアップするのでしょうか。

川端理香著『仕事のパフォーマンスが劇的に上がる食事のスキル50』より、ビジネスの勝負で勝ち切るための食事法をご紹介します。

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大事な局面で勝ち切る力をつけるための食事術

「集中力が持続しない」「疲れがなかなかとれない」「ストレスがたまり、ちょっとしたことでイライラする」このような問題は、仕事のパフォーマンスを上げれば、時間をかけて仕事術を学ばなくても仕事の効率を劇的に上げることができます。(中略)食事には特別な才能や資質は必要ありません。行動すれば、必ず成果を得ることができます。
3・8ページより引用

管理栄養士としてオリンピック金メダリストを育てた経歴を持つ著者は、現在、プロアスリートに対する栄養サポートを行っています。

アスリートたちは、常日頃、膨大な量の作戦やオペレーション、サインなどを覚えておかなくてはなりません。そして、それらの情報を試合中の各局面で適切にアウトプットしなくてはならないため、身体だけではなく頭もクリアにしておく必要があるといいます。連戦による蓄積疲労の中にあっても、高いパフォーマンスが求められる過酷な環境。集中力やメンタルケアが重要になってくることは、言うまでもありません。そこで、食事術が力を発揮すると著者はいいます。

アスリートが食事によってパフォーマンスを上げるように、ビジネスパーソンも仕事で成果を上げていく過程において、食事術は効果的であるようです。人は1年間で1日3回の食事を摂ると、1095回にもなるのだとか。著者は、アスリートたちに、食事の時間は「強くなるためのチャンス」だと伝えているといいます。

一発勝負のプレゼンでコンペに勝つ。取引先との商談で契約を勝ち取る。ビジネスは時にアスリートでいう試合にも似ています。大事な局面で勝ち切る力をつけるために、食事術に大注目したいところです。

集中力を欠く仕事の敵は「糖質」

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脳のエネルギーはブドウ糖だけだから、集中力が切れたら「ブドウ糖=甘いもの」を食べる。この行為は、さらなる集中力の低下をもたらす残念な選択です。(中略)「糖分が切れたから脳が疲れている」「脳が疲れて甘いものをほしがっている」というのは幻想です。集中力を持続するために間食をする行為は、栄養学的に見ると全く理にかなっていないのです。むしろ、仕事中に甘いものを摂ることで集中力は低下します。
48〜49ページより引用

会議続きでデスクに戻ったら、どっと疲れが。これは糖分を補給しなくてはと、チョコレートを一口……。なんてシーンは、オフィスにおいて日常茶飯事です。しかし、著者は、集中力がきれたら甘いものという行為は、逆に集中力の低下をもたらすといいます。

たとえば、ブドウ糖の塊である飴を食べたとすると、血糖値が急激に上がります。すると、それを下げるために膵臓から大量のインスリンが放出。その結果、今度は急激に血糖値が低下して、集中力が欠如し、疲労感を覚える。それだけではなく、イライラしてしまったり、眠気を及ぼすこともあるのだとか。これを聞いただけでも、「疲れたら甘いもの」という行動が仕事をするうえで、著しく生産性を欠く習慣であることがよくわかります。

ご飯やパンといった主食において糖質コントロールをしていくことも重要ですが、それ以外に意外な落とし穴も。一般的な砂糖入りの缶コーヒーには、スティックシュガー5本くらいの砂糖が、500ミリリットルのペットボトルに入った清涼飲料水には、スティックシュガー10〜20本くらいの砂糖が使用されているのだとか。大事な資料を作る前に缶コーヒー、頑張っている部下への差し入れに缶コーヒー。何気なくしている癒し時間の中に、糖質を大量摂取しているという現実。それはとりもなおさず、集中力の敵であることを意識しておく必要がありそうです。

重要な仕事がある日は「MCTオイル」を摂取

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スポーツの試合では技術だけでなく、集中力も鍵になります。これがなければ、思考力。判断力が落ち、試合の結果に悪影響を及ぼします。(中略)これは、アスリートだけでなく、ビジネスの世界でも求められる重要な資質ではないでしょうか。重要なプレゼンや商談の際中に集中力が切れてしまったら……。結果はいうまでもありませんよね。じつは、エネルギー不足によって集中力が切れることを気にするアスリートたちが摂取しているものがあります。それは「MCT(Medium Chain Triglyceride)オイル」という油です。
85・86ページより引用

テレビでスポーツの試合を見ていると、解説者がゲーム中の選手たちのプレーを評して「集中力が切れましたね」などというときがあります。スポーツの試合では、技術だけではなく集中力も鍵になると著者はいいます。

トップアスリートと呼ばれる人たちは、やはり「ここぞ」という時の集中力が違うのは、素人目にもわかるところです。そして、ビジネスの世界も同様であると著者はいいます。確かにデキるビジネスパーソンは、大舞台になればなるほど、いつも通り、またはそれ以上の結果を出している印象があるものです。

エネルギー不足によって集中力が切れることを防ぐ有効な食品として、著者は「MCTオイル」をあげています。MCTとは「中鎖脂肪酸」という意味で、ココナッツオイルなどにも豊富に含まれています。脂肪を燃焼させてエネルギーを作り出すようになると、その過程で、脳のエネルギーになる「ケトン体」が発生。「MCTオイル」は、その「ケトン体」を効率よく作ることができる油であるといいます。中鎖脂肪酸は、一般的な油と比べて代謝や分解も早く、すぐエネルギーになるという即効性も見込めるのだとか。

「MCTオイル」をサラダにかけたり、一時期話題になったバターコーヒーも良さそうです。

重要な仕事がある朝、または大事な会議前のランチなどに摂取。ここ一番の勝負時には、万全の食事術を駆使してのぞみたいものです。

仕事のパフォーマンスが劇的に上がる食事のスキル50

著者:川端理香
発行:かんき出版
定価:1,400円(税別)

Image via Shutterstock

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