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トップランナーは「変わりゆく世界のこれから」を知っている

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ここ数年、日本はもちろん、世界規模で色々な事柄が大きく様変わりしています。人生100年時代に向けて激変する今、よりよく生きていくためには、正しい知識が必要不可欠です。菅付雅信著『これからの教養 激変する世界を生き抜くための知の11講』より、現在進行形の生きた「リベラルアーツ」をご紹介します。

これからを生き抜くために必要な「教養」

しかし、僕は未来を怖がってはいない。何かに恐怖心を持つのは、それがよく見えていなく、見当がつかないときだ。夜道を歩くのが怖いのは、夜道がよく見えないがゆえ。目の前の情報が少ないと、人は前進を恐れる。未来に関する情報や知見を膨大に集め、そして、フロントランナーたちの話に耳を傾けるとこれから劇的に変わる物事やそれが意味することと、一方で恐ろしく変わらない人間の本質が見えてくる。
004〜005ページより引用

出版・ウェブ・広告業界に長年携わってきた著者は、「世界はどうなるのか、そして私たちは何を学ばなければいけないのか」という考え方について、2016〜2017年に代官山蔦屋書店で連続トークを開催。東浩紀、石川善樹、松井みどり両氏など、さまざまな文化・思想領域において最も賢い、その道の第一線といえる11人から、著者が聞き手の立場で教えを請うという対談を一冊に収めたのが、本書になります。

最近、よく耳にする「リベラルアーツ」ですが、その意味は「教養」。つまり、人が自由(リベラル)であるためには、技術と知恵(アーツ)が必要なのだと著者はいいます。異なるものを知らないと、人は自由になれない。だからこそ、「これから」をよりよく生きるために、知っておくべきことが「リベラルアーツ」であるといえるようです。

世界や日本の動向に対して、ただ悲観しているだけではなく、未来を予想し、構想して自ら実行する。未来を自分ごと化する視点こそが、今、最も必要な思考スキルであるといえそうです。

日本において紙の本は残っていく

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大局的に見るとどの国もあまり大差はないですね。ただ、日本ではプリントメディアが今も強いというのが特徴的です。このことは肌感覚でも理解できますね。僕は、プリントメディアがこれから生き延びていくかどうかは、メディアの種類によると思うんです。新聞はもはや伸びていくことはないだろうし、雑誌も終わっていくしかないでしょう。でも、紙の本については、アメリカではまだ伸びています。日本でも、紙の本は残っていくと思いますね。
181ページより引用

NewsPicks編集長・佐々木紀彦氏との対談では、これからのメディアについて語られています。

その中で、まず佐々木氏は、主要なニュース情報源についてのグラフを通じて、どの国も大差はないと語ります。そして、テレビ・オンライン・紙の新聞・ソーシャルメディアとさまざまなメディアがある中において、日本において紙の本は残っていくと予想しています。

また、「紙が主役」から「デジタルが主役」になったところから、今は「紙とデジタルの融合」の段階であるといいます。特に、アメリカでは、紙とデジタルを分けるという発想自体が古くなってきているのだとか。日本は、まだそういう段階に達していない「デジタルが主役」の状況。アメリカと比べると、おおよそ5〜10年の差が生まれていると佐々木氏はいいます。

新聞は最もウェブに向いているため、紙からウェブへのシフトは進み、ビジネス誌も同様といえそうです。しかし、デザイン誌やファッション誌、そしてページ数が多い単行本や新書は、紙のまま残る可能性が高いのだとか。内容によってメディアは選ばれ、淘汰され、融合されていく。非常に興味深い考察です。

デザインは本来、横断的で統合的なもの

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ここでいう「統合」には二つの意味があります。ひとつ目の意味は、デザインを従来の領域に限定せず横断的にやろう、という非常にわかりやすい意味です。デザインとしていままでカテゴライズされていた領域は、僕らデザイナーの実際の現場にはもはや存在していません。(中略)二つ目は、僕たちの日常生活自体も統合されていて、実際のデザインの仕事も横断的につながっていて、分業もない、そういう状況を表現しています。
251ページより引用

日本のプロダクトデザインを世界に知らしめる活動を数多く行なっている深澤直人氏は、デザインは本来、横断的で統合的なものであると著者に語っています。

多摩美術大学で深澤氏が始めた「統合デザイン」には、横断的で統合的という2つの意味があるのだとか。デザインとして以前までカテゴライズされていた世界。横断という観点でいえば、その従来のデザイン領域を大きく飛び越えている現状があるといえそうです。

たとえば、出版物や家電などの形を決めることに限らず、コミュニケーションのあり方や新しい事業の提案など、デザイナーの仕事の領域は大きく広がってきています。ゆえに、従来のような「形を作る」というよりも、「姿を与える」というニュアンスが強くなり、「何かを顕在化させる」という力が現代のデザイナーには求められている、と深澤氏はいいます。

さらに「カテゴライズされない能力、それがクリエイティヴなのだ」とも。

それが働き方にも通じる考え方であるということは、自ずと理解できます。

横断的で統合的なあり方。何もデザイナーに限らず、ビジネスに携わるすべての人材にもとめられている姿であるといえそうです。

これからの教養 激変する世界を生き抜くための知の11講

著者:菅付雅信
発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
定価:2,000円(税別)

Image via Shutterstock

ナカセコ エミコ

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