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間もなく訪れるミッドライフ・クライシス、こんな方法で乗り越えてみれば?

The New York Times

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ミッドライフクライシス(中年の危機)といえば、愛車をワゴン車から赤いスポーツカーにするとか、酒に任せて不倫をするとか。

それが定番だったころを覚えている?

でも、いまではそうではない。

有意義な人生を送ることを夢中で探っているマインドフルネスのこの時代、中年の倦怠期への新たな対応策が出現している。

それは、クリエイティビティ。

40代や50代向けのクリエイティビティのクラスやセミナーは大盛況。そして、退職する前に生きがいのある人生プランを作るための本も売れている。

自分でいろいろなものを作るメイカーズムーブメントをこのトレンドの理由に挙げる専門家もおり、中年のアメリカ人が新しい活動を始めるのは容易になっている。また、不安やうつの対策としても創造的な活動を活用する人もいるし、ぱっとしないキャリアを再生したり自分を作り変えたい人たちも大勢いる。

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Marta Monteiro/The New York Times

クリエイティビティが中年の倦怠を救う

1992年の出版以来、400万部以上を売り上げている『The Artist's Way: A Spiritual Path to Higher Creativity(ずっとやりたかったことを、やりなさい。)』の著者で、クリエイティビティの女王、ジュリア・キャメロン氏は「創造的な活動は、中年の倦怠の解決法として考えられています」と言う。

彼女のワークショップやセミナーへのリクエストは、2017年には2倍に増えたという。『The Artist's Way: A Spiritual Path to Higher Creativity(ずっとやりたかったことを、やりなさい。)』からは、2016年の『t's Never Too Late to Begin Again: Discovering Creativity and Meaning at Midlife and Beyond』などのシリーズ本が誕生している。

人生はまだまだ!

キャメロン氏いわく、「みんな『このままで人生終わっちゃうのかしら?』と思うようになるんですが、答えは『ノー。まだまだですよ』と言いたいですね」

まだまだあるとと言っても、それは物質的なモノや若さの外面的な飾りのことではない。その代わりに、心の内面を見つめ、失ったかと思っていた情熱や可能性を探るのだ。

みんな「やってもいいよ」の許可を待ってる

ビル・バーネット氏は、スタンフォードのデザイン・プログラムのエグゼクティブ・ディレクターで、ベストセラーの『LIFE DESIGN(ライフデザイン)──スタンフォード式 最高の人生設計』の著者のひとりだ。

彼は、中年のプロフェッショナルたちが、創造的な活動に携わるためにこの本を利用しているのを見てきたという。「クリエイティブに感じたことがあったんだと思い出すんですね。それはいい気分ですし」

創造的な経験を毎日の暮らしに取り入れるのはチャレンジだ。ほとんどの人にとっては、仕事から離れて(そうしたいと空想していたとしても)、フランスのプロヴァンスで絵筆を取るのは難しい。家計を考えなければならないし、家のローンは新人画家の絵では賄えない。それに、もちろん自尊心もからんでくる。

自分の分野では専門家だったら、失敗への恐怖は大きいでしょう。『新しいことにチャレンジしてもダメだったら?』と思ってしまいます。『じゃあやらないほうがましだ』とエゴがささやきます」。バーネット氏は、みんなが望んでいるのは(新しいことを始めてもいいという)許可なのだと言う。

自分を高めたい欲望がある

2016年、エラナ・フランケル氏は、高級家具・内装会社のワン・キングズ・レーンのクリエイティブディレクターの仕事を辞めた。写真を始めたが、もっと他のこともやってみたくなった。「子どものときは絵を描くのが大好きでした」と、現在40代のフランケル氏は言う。そこで、アクリル絵の具を買って、自分の写真をインスピレーションにして絵を描き始めた。

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Image via Shutterstock

モノを買っても彼女の好奇心は満たされなかっただろう。「40歳を超えると自分を高めたいという内的な欲望があるのは、多くの人にとっておそらくもっとも重要なことだと思います。自分のニーズばかり考えるのはやめました。自分勝手な趣味だとは思っていません」と言う。いまでは二人の子どもたちと一緒に絵を描いている。

「みんなでやる共同の活動のようですね」と彼女は言う。

友人といっしょにやるのもアリ

70歳のキャメロン氏は、中年の友人たちに向けてのツールキットとして、2016年の本を書いたと述べる。「みんなストラクチャーを求めています。励ましの言葉が必要なんです

私自身の経験からもそれはよくわかる。4年前、友人たちとグループを作ったが、それはいまではクリエイティブな集まりになっている。お決まりのルーティーンや仕事の苦しさから解放されようという、意図的な試みだった。わたしたちは『The Artist's Way(ずっとやりたかったことを、やりなさい。)』を読み始め、毎週日曜日には電話で話し合って、仲間意識と責任意識を育んだ。

加えて、わたしはこのグループのカリキュラムを作成した。作品をシェアするためにひとりひとりがインスタグラムのアカウントを作って、毎週のタスクも考えた。

さあ、守りから抜け出そう!

あるときには、写真からあるシーンを絵に描くというタスクを課した。ある人は紙のコラージュで木を作って仲間に見せてくれた。他には、自分で色を塗ったハガキを友人に郵送するというタスクもあった。赤い口紅を買うように提案したこともある。それは、色の勉強のためのエクササイズだった。

これらのタスクは、自分のコンフォートゾーン(不安に感じない活動範囲)から抜け出すように設定された。職場へ歩いていく通勤路が、写真撮影現場になった。退屈なルーティーンはガラスの吹きづくりやバレエで中断した。初心者レベルを超えることはないかもしれないけれど、新しいことにトライするのがうまくなってきた。わたしはまだタップダンスが苦手だ。でも、タップ用のシューズは持っている。

© 2018 New York Times News Service[Ditch the Sports Car and Start Painting/執筆:Laura M. Holson](翻訳:ぬえよしこ)

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