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なんとビックリ! 巨大すぎる麦わら帽子に熱視線

The New York Times

ファッションの流行には、時として極端なアイテムが登場することがあります。

2018年夏に突如として現れた、巨大な麦わら帽子も、そのひとつといえるでしょう。

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パラパハット (Olmos y Flores via The New York Times)

街を歩けば、誰もが二度見

ラグより大きいこの帽子は、ファンの心を確実に射止めました。オンラインでも店舗でも売り切れが相次いでいます。

「まだそこまでの関心は得られていないと思います」。企業広報担当者のジーネット・ジョーンズさんはスピナーという帽子についてそう語ります。「女性は街で声をかけてくれたりしますが」

ニューヨークに住む女優兼モデルのダニエラ・ヴァン・グラスさんは「私がこの帽子をかぶって街を歩いている姿をみて、首をかしげている人をよく見かけます。でもこれは私のファッションですから、他人の反応は気にしません」といいます。

ファッショニスタたちも恋に落ちた

読者のみなさんのために説明すると、この巨大な麦わら帽子の中でも特に大きい、Olmos&Floresというメキシコのデザインチームによって作られたパラパハットは、つばの部分が56センチ、フリンジの部分が10センチもあります。これは、セレナ・ウィリアムズさんが『インスタイル』という雑誌で、表紙を飾ったときに着用していたエリック・ジャヴィッツ・ジャイアント・フロッピーという帽子の2倍の大きさです。

アメリカのモデル、ベラ・ハディドさん、メキシコのブロガーであるデニ・エリアスさん、イタリアのファッションエディターであるジョバンナ・バタグリア・エンゲルベルトさんはみな、この帽子に惹かれています。プラット大学の准教授であり、洋服店を営むジャクリーン・ラモントさんは「彼女ら若い女性たちの多くは、これまでに帽子をかぶった経験が多くありません。しかし、この巨大な帽子にはすっかり魅了されています」といいます。

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ジャックムスの大きな麦わら帽子 (Valerio Mezzanotti/The New York Times)

マーケットで最も話題になっているのは、フランス人デザイナーであるサイモン・ポート・ジャックムスさんのグラン・シャポー・ラ・ボンバで、価格は約80,000円です。

南フランススタイルと同じような、歪んだセクシーさを醸し出すこのラ・ボンバは、幾何学的に完璧な円を構成しているそうです。また、視界を確保するために片方だけ巻き上げられたその形は、作者の遊び心とも言えます(もし両側が巻き上がっていれば、ただただ大きいナポレオンの三角帽のようになっていたでしょう)。

12インチのつばも重厚に作られています。この帽子はジャックムスさんのベストセラーであるSac Chiquitoというハンドバッグと同じように、彼の代表作といえます。

キスをするには絶好のサイズ!

コペンハーゲンの高級洋服店、Birger Christensenのバイヤーであるレオ・マリボさんはラ・ボンバをパリに持っていくのに尽力しました。「ラ・ボンバは軽くてとても快適です。しかし日々の生活に取り入れるのはなかなか難しい」と彼は言います。マリボさんは展示用にラ・ボンバを1つだけ購入し、テレビでも入っているかのような大きい箱で梱包して持ち帰りました。

バレンシアガのモデルとして活躍中のエマー・ローゼンツヴァイクさんは、マリボさんのお店であるBirger Christensenのショーウィンドウに飾られたラ・ボンバを見つけました。彼女はそれを結婚式用に購入しました。「帽子のつばが大きいから、隠れながら彼とキスできるわ」と彼女は言います。

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小さいサイズもあるよ

スタイリストのメリッサ・ダンさんは小さいサイズのラ・ボンバを購入したそうです。「偶然売り切れる前に購入できて良かったです。小さいサイズは比較的扱いやすいですが、それでもまだ大きすぎますね。でも、この帽子をかぶっているだけで、すれ違う人から声をかけられることがたくさんあります」ジャックムスさんがパリでラ・ボンバをデザインしてすぐに、パラパハットという帽子が生まれました。パラパハットのデザイナーであるアリ・ダニエル・フローレスさんとヴィクトール・オルモスさんは、メキシコの若者にはあまり好かれていない、昔ながらのヤシの藁織りを復刻させるために、この帽子を開発しました。

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La Bombaの小さめバージョン (Kolby Knight/The New York Times)

ちょっとした騒動も……

オルモスさんとフローレスさんの帽子の写真が『ヴォーグ・メキシコ』誌によって公開されたとき、ラ・ボンバの製作者であるジャックムスさんに間違って伝わってしまい、小さなスキャンダルになりました。写真のキャプションにはその帽子が彼らのオリジナル作品であるかのように表記されていたからです。模倣品を紹介するDiet Pradaというインスタグラムアカウントがこのニュースに介入したところ、ジャックムスさんは「フェイクニュースだ」と発信しました。

皮肉にも、この騒動のおかげでパルパハットはメキシコで売り出され、外国への進出もそう遠くないといいます。旅行用に折りたたむこともできます。ビーチにかぶっていったり、室内では飾りとしても活躍します。フローレスさんによると「毎日かぶるのはなかなか難しい」とのこと。

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ジャックムスの帽子をかぶる男性 (Acielle Tanbetova/The New York Times)

日常使いなら、スピナーがいい

そんな時は、スピナーがあります。雨がつたって首の後を流れていきそうな巨大なつばがスピナーの特徴です。

ニューヨークのデザイナーであるローラ・エールリヒさんが製作したこの帽子のつばは、前面が40センチ、背面が21センチとラ・ボンバやパラパハットと同じように非常に大きくなっています。

細いジグザグのラフィアテープで作られたこの巨大な帽子は、容易に形を変えられるため、視界の確保も楽で、簡単に元の形に戻すこともできます。「自分に合う形に変形させることが可能ですので、決して邪魔にはなりません」と、スピナーのデザイナーのひとりであるキルスティン・ウルフさんは言います。

30年以上帽子の流通に携わっているエールリヒさんは、ファッションのはやりを大きく揺れ動かすスピナーのような作品は「私達がリードする世界にフィットしていなくてはならない」と話します。

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スピナー (Steven Crawford via The New York Times)

インスタ映え狙い、という意見も

アクセサリーデザイナー歴40年のエリック・ジャビッツさんは、これらの帽子についてこう語ります。「巨大な帽子をかぶるのは楽しそうにも見えますが、これはあまりにも極端な例です。モデルの撮影用やインスタグラム用にしか使えないと思います

「ネックレスやハンドバッグ、シューズの使い方はみなさんご存知でしょう。しかし、帽子をうまく使うのはなかなか難しいんです」とジャビッツさんは加えます。

「この帽子をかぶるには、勇気と自信が必要です」と、スタイリストのダンさんは言います。

「似合わないかも、なんて恐怖心を捨てないと、この帽子をかぶることはできません」と、サンフランシスコのショップ店員であるディアナ・ギボンズさんは言います。「お客さんがお店にやってきて、この大きな帽子を試着してみたいと言うんです。でも、購入されることはありません」

© 2018 The New York Times News Service[原文:Hats Are Big This Summer. Really Big. /執筆:Linda Dyett](抄訳:今西翼)

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