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児童養護施設に入所する子どもたちに、一生もののスキルと成功体験を

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親や親戚など頼る人のいない子どもたちにとって、社会で自立し、安定した職につくことは難しい。この現状を少しでも解決するべく、バックブランドFUMIKODAとNPO法人BLUE FOR JAPANがチャリティーオークションを開催します

第1回オークションでは120万円の寄付金を集め、13名の子どもたちを「ITキャンプ」へ送ったこのプログラム。先日、2018年11月に行われる第2回チャリティーオークションを盛り上げるために、支援者を招いたミートアップイベントが行われました。

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“もの”を贈れば支援になる?

現在日本では、約3万人の子どもたちが児童養護施設に入所しているといいます。“擁護施設への支援”と聞くと、ものを贈るという支援の形が想像しやすいですが、実際には最低限のものは足りているのが実情。

初めは自転車や布団を寄付していたというBLUE FOR JAPANも、施設の現状を知るうちに支援の本質はそこではないと気づきました。

理事の森下真奈美さんは、本当に必要な支援は子どもたちが施設を卒業した“後”にあるのだといいます。

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BLUE FOR JAPAN理事の森下真奈美さん ※記事中の写真に出てくる人物と、支援対象の児童は無関係です。

「施設にいるうちは衣食住も、教育もきちんと保証されています。問題は、親のバックアップもなく、働くためのスキルも身についていない子が18歳で施設を出て、すぐに独立しなければいけないというところにあるんです」

子どもたちが施設を出てから自立していくための支援をすることが最も重要なのではないかという結論に至りました」

そうしてBLUE FOR JAPANは、就労や教育に関する支援へと舵を切ったのです。

自信のなさが自立を妨げる

FUMIKODAのCEO・幸田フミさんは、子どもたちが社会に出て自立する上での障害は、彼ら・彼女らの自信のなさにあるのではないかといいます。

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FUMIKODA CEOの幸田フミさん。※記事中の写真に出てくる人物と、支援対象の児童は無関係です。

「私たちは幼い頃に成功して褒められたり、失敗して励まされたりすることで自信をつけていきます。ですが擁護施設によってはそういったやりとりをするのが難しい場合もあり、子どもたちは自信を持つのが難しいです

育っていく過程で十分な自信をつけられなかった子どもたちは、社会に出たときに打たれ弱くなってしまうことが多い。せっかく就職をしても、些細なことですぐに会社を辞めてしまうケースもあるそう。

そんな中で独立して生きていくために、風俗で働くこともあり、そこで思わぬ妊娠をしてしまい、子どもが育てられずに施設に入れる、という悪循環が起きてしまうケースもあるのだといいます。

この悪循環を断ち切るために、FUMIKODAとBLUE FOR JAPANが、就学・就労支援を目的としたオークションを開始したのです。

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オークションまでの売り上げの10%をITキャンプの参加費用に充てるというFUMIKODAプロデュースのアクセサリー

どんな支援をするの?

ここで言う就学・就労支援とは、子どもたちが学び、就職して自立できるスキルを身につけられること。

中でもITのスキルは、どこへ就職しても求められるものです。しかしその教育費は非常に高額で、養護施設がまかなうのは困難。そこでIT教育のための費用を、オークションで集めることに。

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今年春に開催されたITキャンプの様子。※記事中の写真に出てくる人物と、支援対象の児童は無関係です。

集まった資金はすべて、Life is Tech ! 主催の ITキャンプ参加費として当てられます。ITキャンプでは、終日の5日間、スマホアプリやLINEスタンプ、ホームページ制作などを学びます。(前回のITキャンプの様子

最終日には、子どもたちが舞台上で、自分の作品をプレゼンテーションをします。そのたびに贈られる拍手喝采。この経験が児童たちの成功体験となって、自信を育むのです。

成長を見てくれる大人がいる

BLUE FOR JAPANの監事である彦坂一郎さんは、一連の支援活動に関して、こんなことを言っていました。

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BLUE FOR JAPAN監事の彦坂一郎さん

「私たちが子どもたちの力になれるとすると、それは彼らの成長を見てあげることだと思います。自分が成長していく過程を見てくれる大人がいるだけで、子どもってすごくハッピーになれる。

『君たちは僕たちがしっかり見ている』ということを子どもたちに伝えることができれば、子どもたちは立派に育ってくれると感じます」

次回オークションは11月26日!

このオークションの目的には、資金を集める以外に、児童たちの抱える問題を、多くの人に知ってもらいたいというものもあります。

オークションの出品には著名人も参加し、今年は去年に引き続き、歌手の一青窈さんやアーティストのスプツニ子さんが参加するそう。また、女優のとよた真帆さんの出品も決定しています。

次回のチャリティーオークションは11月26日に開催予定です。(昨年のチャリティーオークションの様子

CHARITY AUCTION 2018
日時:11月26日(月) 19:30-21:30 (19:00開場)
会場:eplus LIVING ROOMCAFE&DINING

参考:児童養護施設等について-厚生労働省

BLUE FOR JAPAN , FUMIKODA

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