1. Home
  2. ライフスタイル
  3. アルコール除菌が効いてない!? 進化した細菌とどう戦う

アルコール除菌が効いてない!? 進化した細菌とどう戦う

shutterstock_506535859

Image via Shutterstock

結局はイタチごっこなの……?

諦念にも似た感想を抱いたGIZMODO JAPANの記事をご紹介しましょう。アルコール系の殺菌剤が効きにくい菌が出始めているらしい、というもの。

抵抗力の高い菌が、除菌先進国で見つかった

アルコール除菌の先進国であるオーストラリアでは、2002年から、医師たちが手を消毒するためのアルコール系殺菌ローションを病院に導入していました。

20180822_virus_1

それから3年、黄色ブドウ球菌(MRSA)のように抗生物質が効きづらい菌など、病院内の特定の細菌の院内感染率が下がっていることを確認。が、その後、ほかの薬剤耐性感染率、特に腸球菌の感染が増えていることが発覚したのです。

これを受け、腸球菌のサンプルの比較調査を実施したところ、2010年以降のバクテリアはアルコール液のなかでも生存率が顕著に高くなっていることが判明。その強さは、平均してなんと約10倍もの抵抗力!

腸球菌感染症は、しばしば致命的な敗血症を引き起こす院内感染の約10%を引き起こしていますが、オーストラリアでは、これらの感染症の3分の1は薬剤耐性の腸球菌に起因しているとのこと。

正しいポイントを押さえて、一時防御を

とはいえ、この調査結果は決定的なものではなく、世界中の病院でもっと研究されるべきだとされています。抜け道を見つけて、生き残る。菌と人間のイタチごっこのようではありますが、現段階でアルコール適応したバクテリアが見つかっているとしても、その他の菌やウイルス病原体に対しての一時的な防御としては重要であり続けるそうです。

なので、今後も「アルコール除菌液をたっぷりと手にとって、完全に乾燥するまで手をこすり合わせること」は怠らないように、と研究者たちは提言しています。

『すべての不調をなくしたければ除菌はやめなさい』などの近著を持つ免疫学者・藤田紘一郎さんの意見などもあるので、正直なところ、多少の雑菌は免疫力を高めるために身体に必要だったりするんじゃない? なんて、除菌対策にはおおらかな筆者ではありますが、菌と人間の攻防の行方、今後も追っていきたいと思います。

「週一納豆」が身を助ける。納豆の驚くべきパワー

納豆を週に1〜2回食べるだけで脳卒中の死亡リスクが3割減るという興味深いデータが出ています。脳卒中は高齢者に限らず働き盛りの世代にも増えている大病。...

https://www.cafeglobe.com/2018/06/natto.html

もうがまんしない。女性ホルモンの乱れ対処法

女性の体と心、そして肌と密接な関わりを持つ「女性ホルモン」。女性ホルモンはとてもデリケートで、ストレスによるバランスの乱れ、生理周期によるゆらぎ不調...

https://www.cafeglobe.com/2017/08/064049hormone.html

GIZMODO JAPAN, Science Translational Medicine]Image via Getty Images

多田亜矢子

  • facebook
  • twitter
  • hatena

    Ranking

    1. 誰かに教えたくなるやばい日本史。歴史上のあの人物には裏の顔があった!

    2. 「最近急に太ってきた。さあどうする?」の正解は

    3. あなたの「怒りタイプ」がわかる。アンガーマネジメント診断

    4. 猫背が伸びると気持ちいい! 肩を開くストレッチで、悪い姿勢を解消しよう

    5. 女医さんに聞く、 誰にも聞けないデリケートゾーンのトラブル解決法

    6. 人からの評価を気にする完璧主義者は「プライド型」の緊張タイプ。対処法は?

    7. Sexが痛い!婦人科医からの性交痛治療アドバイス [The New York Times]

    8. 冬の隠れ悩み「デリケートゾーンのかゆみ」には正しいケアを

    9. 「やりたい仕事よりも、まずは求められる仕事をしよう」。心に留めておきたい林修先生の仕事論

    10. 脚がむくむ、乾燥してかゆい。それって「隠れ下肢静脈瘤」かも

    1. 誰かに教えたくなるやばい日本史。歴史上のあの人物には裏の顔があった!

    2. 猫背が伸びると気持ちいい! 肩を開くストレッチで、悪い姿勢を解消しよう

    3. 「やりたい仕事よりも、まずは求められる仕事をしよう」。心に留めておきたい林修先生の仕事論

    4. あなたの「怒りタイプ」がわかる。アンガーマネジメント診断

    5. 人からの評価を気にする完璧主義者は「プライド型」の緊張タイプ。対処法は?

    6. そもそも、なぜコミュニケーションが苦手なのか。この4つが原因かもしれません

    7. 女医さんに聞く、 誰にも聞けないデリケートゾーンのトラブル解決法

    8. 「最近急に太ってきた。さあどうする?」の正解は

    9. 賢い人ほど、とんでもない勘違いをしている? 思い込みにとらわれず世の中を正しく見よう

    10. 人生の宝物にはすべて、40歳を過ぎてから出会った/夏木マリさん[インタビュー後編]

    1. 人を動かしたいなら? 「やれ」と言ってはいけないんだって

    2. 誰かに教えたくなるやばい日本史。歴史上のあの人物には裏の顔があった!

    3. あなたの「怒りタイプ」がわかる。アンガーマネジメント診断

    4. 生きづらさを感じている人は必見。『自分の「人間関係がうまくいかない」を治した精神科医の方法』

    5. 女医さんに聞く、 誰にも聞けないデリケートゾーンのトラブル解決法

    6. 現役東大生のシンプルな勉強法で、効率的に学ぼう

    7. 猫背が伸びると気持ちいい! 肩を開くストレッチで、悪い姿勢を解消しよう

    8. そもそも、なぜコミュニケーションが苦手なのか。この4つが原因かもしれません

    9. ポイントは割り下の黄金比率。究極の「すき焼き」レシピ

    10. 賢い人ほど、とんでもない勘違いをしている? 思い込みにとらわれず世の中を正しく見よう

    アルコール除菌が効いてない!? 進化した細菌とどう戦う

    FBからも最新情報をお届けします。