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やってみたら意外と楽しい? 女性管理職のホントのところ、語ります![MASHING UP]

MASHING UP/マッシングアップ

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9月11日に、渋谷区主催の都市回遊型イベント「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA」の一環として、MASHING UPのサテライトイベントが開催されました。11月に予定される、第2回MASHING UPの盛り上がりを予感させるイベントの模様をリポートします!

トークセッションのテーマは「女性×管理職」。女性たちの“管理職離れ”が進んでいるのはなぜ? 女性リーダーが増えないウラ事情に、株式会社グラッドキューブの取締役 COO財部友希さん、フィナンシャル・タイムズ在日代表の星野裕子さん、株式会社メディアジーン執行役員でカフェグローブ編集長の遠藤祐子がズバッと切り込みます!

リーダーなんてなりたくない! 女性の拒否反応はなぜ生まれる?

カフェグローブが行なったアンケートによると、管理職になりたくないと考えている女性は65%。半数以上の女性が、リーダーになることに消極的である、という結果がでています。

管理職なりたい?

カフェグローブのアンケート記事より(2018年8月実施)

財部さんは、女性に多いといわれるインポスター・シンドロームが関係しているのかもしれない、と指摘します。インポスター(詐欺師)・シンドロームとは、高い評価を受けても「運やタイミングのおかげで過大評価されているだけ」、「本当は能力なんてないのに、自分を大きく見せて騙している」と考えてしまう心理傾向を表します。

「考えてみると不思議ですよね。女性って、家族のなかでは強力なリーダーシップを発揮して、家庭のマネジメントをしているはず。それがなぜか社会に出ると、自分にはとてもできない、と縮こまってしまう」

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グラッドキューブの取締役 COO 財部友希さん

フィナンシャル・タイムズの在日代表を務める星野さんも、まさにそうした経験があったと振り返ります。

「代表をやれと言われたのは35歳のとき。まったく自信をもてなくて、『なんで私になんか!』って思いました。まだ若いし、女性だし、できない、無理だ、と。でも、やってみたらできました(笑)」

女性に多い心理傾向が、管理職の打診があったときにも「分不相応」と遠ざけてしまう要因のひとつ、といえそうです。

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フィナンシャル・タイムズ 在日代表 コマーシャルディレクター、アジアパシフィック 星野裕子さん

「それと同時に、ジョブディスクリプションの設定や評価の体制づくり、給与のルールといった経営的な話は、自分の興味の範囲外、と感じてしまう女性も多いように感じています。役職につくよりも、自分の好きな仕事に集中したい、という女性も多いのかもしれない」

こう話すのは、メディアジーンの執行役員も務める遠藤編集長。昇進することの魅力より、不慣れなマネジメント業務にリソースを割かれてしまうデメリットのほうが大きい、と判断する人もいるでしょう。

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メディアジーン執行役員でカフェグローブ編集長の遠藤祐子

さらには、出産、育児、介護などのライフイベントと両立しながら働ける環境がまだまだ整っていない、ということも、管理職に消極的にならざるを得ない大きな壁。

女性リーダーが生まれにくい背景には、いろいろな要因が絡み合っています。

失敗から学ぶことって大きい!

リーダーになるってどういうこと? とイメージがなかなか湧かない人も少なくないかもしれません。

財部さんは、初めて管理職になったとき、忘れられない苦い経験をしたそう。

「28歳で初めて管理職についたときは、とにかく猛烈でまっしぐら。誰もついてこられないほどに、ひとりで突っ走ってしまったのが大きな反省です。私の下についた新卒の子も、非常にやる気があったのに、ある日、突然会社に来なくなってしまった……。私がつぶしてしまったんですね」

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大きな後悔から、財部さんはマネジメントのあり方について考え直し、180度方向転換することになります。

「これでは通用しないと、転職してからは人の話を聞くようにシフト。ゆるキャラ路線をいっています

クリエイティブ職から経営メンバーになった遠藤編集長は、前述のインポスター・シンドロームのような感覚から、アシスタント的な役回りを進んで引き受けてしまうことがあった、と言います。

「ずっと編集職というバックグラウンドですから、経営や営業については門外漢。ほかの経営メンバーが話をしていると、置いていかれたような気になってしまって。議事録をとったりとついサポート側に回ってしまうんです。サポーティブな動きをしてしまっているな、と思ったら危険信号ですね」

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自信のなさから、ついサポート的業務でごまかそうとしていないか? 客観的な視点を持つことも必要です。

できる人は、男女問わずに動きます。議事録にしても、ケータリングの注文にしても、些細なことでも動けるなら動いたらいいと思うんです。でも下請け専門、にはならないほうがいいですね」と財部さん。

誰もが最初から期待通りのパフォーマンスができるわけではありません。失敗からも多くの学びがあることを改めて感じさせるエピソードが披露されました。

もっと自由に、自分らしいリーダー像を!

最後に、3人のスピーカーから次世代リーダーへのアドバイスをいただきました。

財部さん「完璧主義者にならないこと。自分も苦しいし、周りも苦しくなってしまいます。正論を振りかざしすぎて周りから孤立してしまった経験は、私にもあります。『こうあるべき』にとらわれすぎず、80%くらいできればOK、くらいの気持ちで頑張ってほしいな、と思います」

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星野さん「自分の決断に自信を持つことが大事だと思います。リスクをおかしてもいいから、決断したらもう迷わない。負けず嫌い、勝ちたいっていう気持ちを出してもいいし、成果主義万歳でドロドロしちゃってもいいと思うんです。やはり業績がいちばん大事ですから、別に周りに嫌われたって構わない、と思えると、決断しやすくなりますよ」

遠藤さん「従来の男性的なリーダーシップじゃないバリエーションがいろいろあると思います。がつがつ昇進したいタイプでもいいし、自分のままでいるリーダー像でもいいし、相手を共感で巻き込んでいく力って、女性にはすごくあると思います。自分らしいリーダー像を選択していけたらいいですね」

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1時間のセッションはあっという間で、会場のあちこちで大きくうなずきながらメモをとる姿が見られました。トークセッションのあとは、「女性リーダーを増やすためには?」をテーマに、参加者同士でディスカッション。さまざまな意見が飛び交い、初めましての参加者が一気に打ち解けられるワークショップになりました。

リーダーってちょっといいかも、管理職も悪くなさそう、そんなふうに感じた人も多いはず。経営の現場を知る人の言葉に、大きく勇気づけられるイベントとなりました。

撮影/中山実華、取材・文/浦上藍子

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MASHING UPは、女性をはじめとする多様な人々が、しなやかに活躍できるような社会を創出する場です。あらゆる領域で活躍し、革新を導いてきたスピーカー陣だけでなく、異なる業種、性別、国籍、コミュニティの人々が国内外より800名参加し、「マッシュアップ」することで新しいネットワーク、次の新しい一歩、新しいビジネスを創出できる化学反応を促進します。

MASHING UP

日程:2018年11月29日(木)・30日(金)
会場:トランクホテル 東京都渋谷区神宮前5-31
企画:MASHING UP実行委員会、カフェグローブ(株式会社メディアジーン)、mash-inc.
詳細、チケット購入:https://mashing-up.mediagene.co.jp/


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浦上 藍子

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