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再婚します。死別した前夫の家族とのつき合いを断つべき?

The New York Times

読者からの相談に男女2名が異なる視点からアドバイスする、ニューヨーク・タイムズの人気ポッドキャスト「Dear Sugars」。今回は、若くして夫と死別した40代の女性から寄せられた、義理家族との関係についての悩みにズバリお答えします。

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Heidi Younger/The New York Times

婚約したとたん、義理家族の態度が豹変しました

【相談】41歳の女性です。数年前夫を突然亡くしました。夫は生前、自分の両親に、万が一自分の身に何か起こったら、私たち夫婦が住む、両親所有のアパートメントを私のものにしてほしいと言っていました。彼が亡くなり、義理の両親からは何度も「この部屋に住んで」と言われました。夫の生前はもちろん、亡くなった後も義両親や親戚とは良い関係を続けてきました。

そんな折、昨年、恋人ができました。義両親はよかったねと喜んでくれ、私と義両親の付き合いを理解してくれる恋人に対して「ありがたい」とも言っていました。

数か月前、彼と婚約しました。問題が起こったのは、その後すぐでした。この住まいは私が前夫と住むためのものであり、私と婚約者が住むためのものではない、と言われたのです。ある程度は理解できたのですが、自分はもう家族の一員ではなくなってしまうのだと考えるのは無理でした。

少し前に義父が亡くなりました。そこで、私を家族から追い出そうとしているのは義兄であることがわかりました。家族が集まった日、義兄と話しました。義兄は、私が彼の家族に頼った生活を送る期間が長くなり過ぎていると言うのです。

また、夫との結婚生活はわずか18か月であり、子供もいないため、私にはアパートメントに住む権利はないのだとも言われました。家に帰る途中ずっと涙が止まりませんでした。私はただ、亡き夫の家族を大事に思い、自分の家族のように愛情を持って接してきただけなのに。

義母に手紙を書き、家族の集まりにもう参加することはないだろう、それは義兄にこう言われたからだと理由を説明しました。義母からは返事はなく、それ以降、義母とも、他の家族の誰とも接していません。言葉では言い表せないほどの悲しみを味わっています。

まもなくこの部屋から退去し、別の州に移転する予定ですが、義家族との別離をどう切り抜けたらいいか悩んでいます。きちんと弁解し、誤解をとくべきでしょうか。何も言わず、こっそり去るべきでしょうか。別れの挨拶はしたほうがいいでしょうか。——「傷ついた心」より

家族のつきあいは、変化するものです

シェリル・ストレイド:「傷ついた心」さん、ご主人を亡くし、つらかったでしょうね。お悔やみ申し上げます。家族というものは、誰かひとり亡くなると、必ずといっていいほど変化するものです。

しかも、あなたのご家族の場合はひとりではなく、ふたり亡くなりました。これまで永遠に続くかと思われたことが、変化せざるを得なくなります。そういった変化により、誰かの心が傷ついてしまうのはよくあること。

アパートメントの退去を、もう前夫の家族の一員ではなくなった事実を証明するものとしてではなく、むしろ、彼らとの付き合い方における必然的な変化としてとらえることができればいいですね。

確かに義兄の態度は、かなり失礼ですし、状況を正しく理解していませんが、彼と義母や他の家族をひとくくりにして考えないようにしましょう。

おそらく、今回の転居については、あなたに退去するよう求めるという決定に関わった人が誰であったとしても、あなたの環境に訪れた変化に対するもっともな反応であったのだと記憶にとどめておいたほうがいいでしょう。夫の両親は寛大にも、夫を亡くしたあなたが一番苦しんでいた時期に約束を守ってあなたに手を差し伸べてくれたのです。

でも、別の人と結婚するとなると話は別。引っ越すのは当然でしょう。

苦しみに耐えているのは、義家族も同じ

スティーブ・アーモンド:夫の生存中も亡くなってからも義家族を愛し、支えることができたなんて、めったにないことだし、素晴らしいことですね。ご主人は明らかに、そんなあなた方の関係もあって、あなたとご主人の家族がずっとつながっていられるよう、あなたにその部屋に住み続けて欲しいと望んだのでしょう。

でもご主人は、アパートメントの持ち主を決める立場にはありませんでしたし、突き詰めていくと、今回のもめごとの対象は「住まい」ではなく、家族の全員が経験した「耐え難い喪失感」であることがわかります。

みなさんは、ご主人だけでなく、お義父様も失くしました。あなたが受けた辛辣な攻撃は、なによりも苦悩と誰にぶつけていいかわからない激しい怒りの現れなのです。義家族にとってあなたは、亡くなった最愛の息子、兄弟と彼らをつなげる存在でしたから。

あなたが、別の人の人生と関わるようになり、その人と生きていくことにしたとき、彼らの喪失感はそれまでの倍に膨れ上がったように感じられ、裏切られたと思ったのです。それはフェアでしょうか。答えは「ノー」です。では、理解できる感情でしょうか。間違いなく「イエス」です

つながっていきたい人に、きちんとお別れを

シェリル:ご質問の内容は、新居に引っ越すときに別れの挨拶をすべきかでしたね。私の答えはもちろん「イエス」です。あなたが好意を寄せる価値のない、いじわるな義兄にではなく、あなたが絆を分かちあっていると思われる義母やその他の家族のメンバーには別れを告げるべきです。

義兄との話し合いの後、あなたが書いた手紙にお義母さんの返事がないのは当然でしょう。お義母様は争いに巻き込まれて、あなたと息子との間に挟まれたくないのでしょう。ですから、彼女や他の家族を、巻き込んではなりません。

その代わりに、あなたが大事に思い、つながりをキープしたいと思う人々に、好意と愛情を注ぐことに関心を振り向けましょう。

自分をもっと甘やかしてもいいのでは

スティーブ:僕は日頃から、動詞にはさまざまなニュアンスを一語で伝える力があると考えています。僕が、今回の手紙で気になったのは、「skulk(こっそり歩く、隠れる)」という動詞です。この動詞のチョイスで、義家族に何も言わずに町を去ってしまうことは、後ろめたい、現実と向き合わない逃避行為になってしまう、つまり、敵対的行動に対して自らを「防御」しないままになってしまう、と考えていることがわかります。

この状況をもっと自分に寛容に考えたほうがいいのではないでしょうか。家族全員で、最愛の人を亡くした消し去ることのできない悲しみを何とか乗り越えようと苦しんできました。新しいパートナーと町を去る時に、あなたが愛し、あなたを愛したこの家族に、何らかの形で意味のある方法で別れを告げましょう

© 2018 The New York Times News Service[原文:I’m Grieving My Husband. Do I Need to Grieve My In-Laws, Too?/執筆:Cheryl Strayed and Steve Almond](翻訳:Ikuko.T)


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