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ダイソンの新ヘアスタイラーは一台で様々なスタイリングが可能。開発を手がけたエンジニアに話を聞きました

この秋登場したダイソンの新製品「Dyson Airwrap スタイラー」は、過度な熱に頼らず、風を利用してカール、ブロー、ドライが思いのまま。また、髪が濡れたまま使えるので、乾かしながらすばやくスタイリングできます

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そんな画期的なヘアスタイラーの開発を手がけるのが、エンジニアのヴェロニカ・アラニスさんです。若手女性エンジニアのロールモデルとしても活躍する彼女にお話を伺いました。

エンジニアの視点から、ユーザーの問題解決をはかる

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「小さいころはエンジニアよりも、科学者や発明家に憧れていたんです。探偵にもなりたくて、いろいろな謎をパターン化して傾向を分析するのが好きな子どもでした」と笑うヴェロニカさん。

メキシコ出身で、大学では産業デザインや設計について学んだ彼女。メキシコにあるフランス系企業にエンジニアとして入社します。

その後、奨学金を得て、スコットランドのエジンバラ大学へ。サスティナブルデザインの理系修士号を取得し、電気機械部品のエンジニアとして経験を積んだのち、2016年にダイソンに入社しました。

彼女が担当するのは、ヘアドライヤーなど、パーソナルケアのアイテム。ユーザーニーズを分析し、製品化するために必要なことを導き出し、設計と性能とを融合させるのが彼女の仕事。日々、ラボで研究、開発に取り組み、問題解決をはかっています。

「この仕事の醍醐味のひとつは、製品テストを行っているとき。問題を解決するために、いろいろなチームからノウハウを持つ人が集結して、みんなで知恵を出し合うんです。無事にクリアできた瞬間は、本当にうれしい。

それから、製品化にむけてのユーザートライアルも、やりがいを感じさせてくれるもの。実験室にこもっているとついつい忘れがちだけど、自分たちがつくっているものは、みなさんの日常生活に役立つものなんだって、身にしみて感じられます」

利点となる「女性としての感覚」

10月にデビューした「Dyson Airwrap スタイラー」は、6年もの歳月をかけて開発された自信作。最大の特徴は、過度な熱をかけずに、プロのようなスタイリングができること。また、簡単&スピーディに、思い通りのヘアスタイルをつくれることも魅力です。

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いちばん苦労したのは、さまざまな髪質をくまなく理解すること。髪質って、本当にパーソナルなもので、個人差がとても大きいんです。髪毛科学、ヘアスタイル、トレンドの分析などにはかなりの時間をかけました。世界中のプロのヘアスタイリストとコラボし、プロのテクニックも研究。そうした高度な技術を、簡単に再現できるようにとめざしました」

これまでにない発想の商品で、私たちの生活を変えていくダイソン。その着想は、どこからやってくるのでしょう?

「ダイソン社として25年以上、空気をどのように操るかを研究してきたことの賜物だと思います。それに、ダイソンの社員は、みんなとても前向きでパッションが非常に強い。エンジニアは男性の世界というイメージが強いかもしれませんが、ダイソンでは女性であることを理由に不利益をこうむったり、重要な仕事に関われなかったりすることはありません。

むしろ、女性が主に使う製品を作っているので、私自身が女性である、ということの利点はありますね。女性だからこそわかる製品のニーズ、使い方、改良ポイントなど、そうした感覚や実感は、日々の仕事に生かされています」

「自分はできる!」と思うこと

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最後に日本の働く女性たちへのアドバイスを、とリクエストすると、「アドバイスなんておこがましいから、同じ働く女性としてのメッセージなら……」とはにかんだヴェロニカさん。

「エンジニアをしていて、女性の視点が活用できていると感じることがたくさんあります。こまかいリサーチをしたり、問題を解決するためにどんな方法があるかを考えたりするのが好きなかたには、とても向いている仕事ですよ。

そして、『自分はできる!』と思えば、きっと叶うと思うんです。挑戦したいこと、興味をもっていることには、積極的にトライしてみてください

ふんわりとやわらかな雰囲気のヴェロニカさん。しかし、その言葉はとても力強く、仕事への誇りに溢れていました。

ダイソン

撮影/中山実華

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浦上 藍子

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