1. Home
  2. せきぐちゆう
  3. 特集
  4. MASHING UP/マッシングアップ
  5. 「日本人はシャイ」は都市伝説!? 自分の個性を活かすには?

「日本人はシャイ」は都市伝説!? 自分の個性を活かすには?

MASHING UP/マッシングアップ

konochikara_top640

「個の力を引き出す:潜在する動機と意欲」というテーマで、MASHING UPのセッション(2018年11月29日)に登壇したのが、カプラン・インターナショナルのシェリル・スコットさん、WeWorkの日高久美子さん、フォーブス ジャパンの井土亜梨沙さん。

日本国内では海外へ出る意欲が減少傾向にあるといわれますが、海外でビジネスをしたり、働いたりすることには、国内にいるときとはまた違った個人の能力を発揮するチャンスが隠されています。海外経験で得られることをそれぞれの視点で語り合いました。

海外では完璧主義に陥ってはいけない

konochikara2_640

カプラン・インターナショナルのシェリル・スコットさん。

英語語学学校で人事・人材開発を担当するシェリルさんは、同僚から聞いた、ある日本人の生徒についての話を語りました。

その生徒は、どこか周りからの反応を恐れているようで、クラスのなかでまったく発言をしなかったそうです。ひとたび英語を話すと文法は完璧なのに、なぜか自信が持てずにいたようでした。その一方で、ブラジル人のある生徒は間違いながらも懸命に話すので、完璧でなくてもみんなが耳を傾けていたのが印象的だったと語ります。

それから6か月を過ぎた頃、「このままでは取り残される」と感じたのか、日本人の女の子もようやく積極的に参加するようになったそう。文化的な影響なのか、日本人は英語においても完璧主義にとらわれてしまう傾向があるのかもしれません。シェリルさんは、ときに完璧主義を捨てることが、海外でのコミュニケーションには必要ではないか、と話します。

idosan_640

フォーブス ジャパンの井土亜梨沙さん。

この話を受けて、モデレーターの井土さんはハーフの友人の体験をシェア。

「友人が日本人に日本語で道をたずねたところ、質問をされた人は、とても一生懸命英語で答えようとしたそう。ですが、その友人は日本で育ち、むしろ日本語のほうが得意だったのです」

友人の見た目で判断して「英語で話さなければ」と思い込んでしまったのでしょう。日本人には「外国の人とコミュニケーション=英語」という固定概念にとらわれている人も多くいます。さらに、シェリルさんの言うように「英語で話すなら間違わずに話したい」という思いもあり、それゆえに、コミュニケーションを何かとてもハードルの高いものだと思ってしまうのかもしれません。

何かをシェアし合うことでコミュニティに溶け込む

640_hidakasan

WeWorkの日高久美子さん。

大学在学中に、1年ほどフランスに留学していたという日高さんは、「フランス語を学んでいましたが、堪能とは言えませんでした」と、当時の状況を打ち明けます。

そして、日本人が国内に留まる傾向が高まっているなか、なぜ海外に飛び出せたのかと聞かれると、「日本人はシャイだと言われますが、それは都市伝説だと私は考えています。人間はそもそもみんな社交的な側面を持っていますし、きっかけさえあれば社交的に振る舞いたいと考えている」と持論を展開。

フランス語ができなくても、現地のコミュニティは歓迎してくれたそう。そして「歓迎してもらうためのコツはそのコミュニティに貢献すること」だと言います。「自分は何をシェアできるかと考えたときに、私と周囲の関係が変わり始めた」と、現地の人との交流に積極的になれたきっかけを教えてくれました。

自分に素直に、情熱に正直であろう

640_image

「インドや南米に足を運び、心を開くことで、今までとは違う自分を発見し、新たな人間関係が生まれました。そしてその経験は、Instagramの写真以上に自分の中に残るものです」と、海外に出ることの魅力を話したシェリルさん。そもそも、海外に出ようと思ったきっかけは「自分のマインドをオープンにした」だけだったそう。

日高さんはこれに同意しながら、「自分がやりたいと思うことをやろう、ということ。そして情熱に正直であろう」と、一歩を踏み出したいと思ったら、その気持ちに素直に従うだけだと話します。「多くの人達と出会うこともできる。自分を幸せにできることは何なのかということを、感じ取り実行することが大切」だといいます。

新たな扉を開く、その第一歩

最後にシェリルさんは、「今までと違うやり方をしたり、考える視点を変えていくことは楽しいことです。そしてそれは、新しい人・コミュニティとの出会いがあって成し遂げられる。ぜひ、海外に目を向けてみてください」と会場へ語りかけました。

そして日高さんも、「何かを求めて海外に行っても、それだけで100点の答えが出ることはありません。でも、飛び込んでみると、新しい世界が広がってくる。今までと違った見方ができる。どのような仕事をするにしてもプラスになる。世界にぜひ飛び込んでいってください。楽しい世界が待っています」と呼びかけ、会場は熱気ある拍手に包まれました。

シェリル・スコットさん/SHERYL SCOTT(カプラン・インターナショナル)
金融サービス部門に12年従事。ビジネスの成功は人材にあるという思いのもと、HRに転身。現在は、6カ国に拠点を置く教育機関カプラン・インターナショナルで7年間人事・人材開発に携わる。マネージメントするのは拠点を含む20以上の国。また1800人以上のスタッフと一切のHRサービスの提供責任を負い、組織全体での人事戦略計画の策定をするなど、業務領域は多岐に渡る。

日高久美子さん(WeWork)
カリフォルニア州立大学サンデイエゴ校卒業後、PRエージェンシーに入社。その後、東京とサンフランシスコにて外資系の日本事業や日系企業の米国事業に携わるマーケティングやコミュ ニケーション業務に従事する。2010年にはFacebook, Inc.に入社し、グローバルコミュニケー ションと日本やアジア事業立ち上げの広報戦略を牽引した後、2012年に東京に赴任。Facebookの日本におけるサービス全般(Facebook、Instagram、Messenger、Oculus)の広報統括責任者となる。2017年からはAmazon Japanでデジタル・エンターテイメント事業の広報統括責任者となり、2018年にWeWork Japanの広報・渉外担当のバイスプレジデントに就任。

井土亜梨沙さん(フォーブス ジャパン)
1990年生まれ。一橋大学卒業。ハフポスト日本版では、「Ladies Be Open」のプロジェクトを立ち上げ、女性のカラダにまつわる様々な情報を発信した。1カ月間メイクしない自身の生活を綴った「すっぴん日記」なども。現在は、Forbes JAPAN コミュニティプロデューサーとして活動中。

3shot

MASHING UP

個の力を引き出す:潜在する動機と意欲
2018年11月29日@TRUNK(HOTEL)

撮影/酒 航太

リアルに泥臭く未来を変える。女性起業家のアイディアピッチコンテスト

MASHING UP最後のセッションは女性起業家によるピッチ大会。注目の新ビジネスを立ち上げた4人が集まり、事業アイディアを競いました。

https://www.cafeglobe.com/2018/12/mu2_report_pitch.html

世界で活躍するためのスキルを人事のプロに聞きました/シェリル・スコットさん[インタビュー]

語学教育を提供するカプラン・インターナショナルで人事と人材開発に携わるシェリル・スコットさん。海外で活躍するため必要なスキルについて伺いました。

https://www.cafeglobe.com/2018/12/mu2_report_sheryl_int.html

せきぐちゆう

  • facebook
  • twitter
  • hatena

    Ranking

    1. 肌もボロボロになる? 女医に聞いた「花粉症の噂」の本当のところ

    2. あなたの「怒りタイプ」がわかる。アンガーマネジメント診断

    3. 女医さんに聞く、 誰にも聞けないデリケートゾーンのトラブル解決法

    4. 「AIスコア診断」で、自分の信用度を数値化してみた

    5. 「突風にでも吹かれたの?」 仕事で出会った、ちょっと残念な人エピソード

    6. ズボラでもできた! 人生が好転するクローゼットづくり

    7. 冬の隠れ悩み「デリケートゾーンのかゆみ」には正しいケアを

    8. Sexが痛い!婦人科医からの性交痛治療アドバイス [The New York Times]

    9. ヤフー社員の座談会。ダイバーシティ推進のカギは「WHY」の意識だった

    10. 脚がむくむ、乾燥してかゆい。それって「隠れ下肢静脈瘤」かも

    1. 肌もボロボロになる? 女医に聞いた「花粉症の噂」の本当のところ

    2. 「AIスコア診断」で、自分の信用度を数値化してみた

    3. あなたの「怒りタイプ」がわかる。アンガーマネジメント診断

    4. 女医さんに聞く、 誰にも聞けないデリケートゾーンのトラブル解決法

    5. できないことが多くても、落ち込まなくていい理由

    6. 仕事の運気を上げるための3つの意識改革/まとめ

    7. 「突風にでも吹かれたの?」 仕事で出会った、ちょっと残念な人エピソード

    8. 冬の隠れ悩み「デリケートゾーンのかゆみ」には正しいケアを

    9. いくらなんでも、贅沢すぎません? 「特別感満載コース」で充実させる金沢旅行

    10. Sexが痛い!婦人科医からの性交痛治療アドバイス [The New York Times]

    1. 身長100cmで2児の母。ハンディキャップとともに、自分らしく生きる

    2. 肌もボロボロになる? 女医に聞いた「花粉症の噂」の本当のところ

    3. あなたの「怒りタイプ」がわかる。アンガーマネジメント診断

    4. 女医さんに聞く、 誰にも聞けないデリケートゾーンのトラブル解決法

    5. 上司にイラッ、後輩にムカッ、肌荒れにガクッ。そんな気分を跳ね返す最強アイテムはコレだ!/ストレス解消座談会

    6. 「老け見え」排除のポイントはここ! 日本初のアプローチが私たちを救う

    7. 子どものスマホデビュー前に確認しておきたい注意点とポイント

    8. Sexが痛い!婦人科医からの性交痛治療アドバイス [The New York Times]

    9. 「AIスコア診断」で、自分の信用度を数値化してみた

    10. 「運気も肌も輝いている人」にならおう。ハッピーオーラをつくる5つの方法/春先美肌座談会[後編]

    「日本人はシャイ」は都市伝説!? 自分の個性を活かすには?

    FBからも最新情報をお届けします。