ニューヨークの旅って過密スケジュールになりがちです。いろんなショップやレストラン、美術館にミュージカルに、自由の女神も見たいし......などなど、すぐに予定いっぱいになってしまいます。

雨でもサクサク回れるおしゃれなフードコート

そんな旅の合間の食事は、短時間でもニューヨークらしさが味わえて、天候にも左右されないインドアのフードコート的なスポットがおすすめです。

フードコートといっても、日本のものとはまったく違って、旬のニューヨークが凝縮されたおしゃれな空間。ひとつの場所に複数のお店が入っているので「メインはこのお店、デザートはあのお店」なんて組み合わせられるし、場所によってはおみやげを買ったりもできます。

こちらの記事で「ニューヨーク・タイムズ」によるフードコート特集からアウトドアの場所をピックアップしてお伝えしましたが、この記事ではインドアの場所に絞って魅力をお伝えします。さらに筆者おすすめフードコートも2か所ほど追加してご紹介していきます。

食のすべてが揃う「Chelsea Market」

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ミートパッキング地区、2009年に開かれた空中遊歩道・ハイラインが真上を通る「Chelsea Market」には約40店のフードショップがあり、パンやチーズから肉類・シーフード、アルコールやスイーツまでそろいます。

シーフードコーナーの「Lobster Place」や「CULL & PISTOL」(オイスターバー)などが目を引きますが、私が入ったときは「Los Tacos No.1」(タコス)にも長蛇の列ができていました。

他にも「Amy's Bread」(パン)、「Chelsea Thai」(タイ料理)「One Lucky Duck」(ローフード)、「Luch's Whey」(チーズ)、「Dickinson's Farmstand」(ハムなど肉類)などなど特徴的なお店がそろっています。日本に出店した「Sarabeth's」もあります。

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キッチン用品店の「Bowery Kitchen」やブラウニーが有名な「Fat Witch Bakery」などではおみやげも購入可能です。

ハイラインからの眺めとセットで食を楽しむ

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多くのお店でテイクアウトができるので、晴れている日は、チェルシーマーケットの外の階段を上がってハハイラインのベンチやテーブルで食べればおいしさも倍増。写真は「Lobster Place」のロブスターロールに、Chelsea Wine Vault」のスタッフがその場で冷やしてくれたスパークリングワインChelsea Wine Vault」です。

ハドソン川の風景とハイラインの植栽、ダウンタウンの味のある建物の絶妙なバランスが素晴らしい景色を楽しめます。

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ハイライン上にも「ブルーボトルコーヒー」や「people's pops」など話題のスタンドがあるので、こちらも要チェックです。

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近場にショッピングスポットもあり

ハイラインを下りれば、ハイブランドを中心とするセレクトショップの「Jeffreyやニューヨークらしいカジュアルなセレクトの「Scoop」、日本にはまだ単独店のない「ニコラス・カークウッド」などなど他にも魅力的なショップが目白押しです! 1日ですべて回るのは無理と思えるほど。ショッピングもばっちり楽しめます。

落ち着いた店もカジュアルな店も同時に楽しめる穴場スポット

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次に紹介するのは、フィナンシャル地区、ワールドトレードセンター跡地の「1ワールドトレードセンター」の隣に位置する「Brookfield Place」のフードコート「Hudson Eats」です。こちらはまだ真新しく洗練された雰囲気です。

「Tartinery」(ビストロ)や「Blue Ribbon Sushi」などマンハッタン系の小洒落たお店と、ブルックリンの「Mighty Quinn's」(BBQ)やローワーイーストサイド発祥の「Little Muenster」(グリルドチーズ)、LAベースの「Umami Burger」などのカジュアルなお店が同居しています。

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インドアもアウトドアも快適

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高い天井に大きな窓、大理石のカウンターや心地よいソファが並ぶ屋内も快適ですが、気候の良いときはハドソン川の見える屋外にテイクアウトするのがおすすめです。

新たなランドマークになりそう

ビル全体がまだ建設中で入りにくいせいか、今は混みあうことの少ない穴場的な存在です。しかし、ショッピングゾーンには「エルメス」や「フェラガモ」のショップが開店予定で、今後も新たな店舗が誘致されていきそうです。

またお隣の「1ワールドトレードセンター」には『Vogue』や『Glamour』を擁する出版社「コンデナスト」が、「Brookfield Place」には『InStyle』や『People』などを発行する「TIME Inc.」が移転予定だったりして、完成時にはだいぶ華やかな雰囲気になりそうです。

多くの人が亡くなって瓦礫の山となっていたワールドトレードセンター跡地が、今また新しいランドマークとして生まれ変わりつつあります。ニューヨークらしい前向きなパワーを感じるスポットです。

イタリアの食が集結する「Eataly」

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また、筆者がおすすめその1は、フラットアイアンビルのすぐそばにある「Eataly」です。外からはカフェのようにも見えるのですが、中は名前の通り「イタリアの食」に関するあらゆるものが食材からスイーツ、調理器具までそろいます

食材だけでなくパスタやピザ、シーフード、チーズ、ハムなどのお店が並び、そこで注文したものを中のテーブルで食べられます。

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夏はビアガーデンも人気

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お天気が良ければ、ルーフトップビアガーデンも開きます。夏には最高です!

また、イートインだけでなく、日持ちするハードタイプのチーズ(パルミジャーノ・レッジャーノなど)やサラミ、パスタやスイーツなどはおみやげにもしやすいです。

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精鋭のスイーツが勢ぞろいの「The Plaza Food Hall」

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フィフス・アベニューのショッピングゾーンの起点となる57丁目、プラザホテルの中のフードコート「The Plaza Food Hallがおすすめその2です。店舗数は20店弱と少なめであるものの、ロケーションの良さとおみやげにもできるスイーツの充実ぶりがうれしいです。

たとえばマカロンやチョコレートで知られる「Payard」の支店「FP Pattiserie」や、繊細なミルクレープが現地の日本人にも大人気の「Lady M」、古き良きニューヨークらしさを感じる「William Greenberg Desserts」など、少数精鋭の店揃えです。

買い物中の腹ごしらえに最適!

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「Luke's」のロブスターロールや「NO.7SUB」、「PAIN D'AVIGNON」のサンドイッチで、軽い食事もできます。こちらの写真はカウンター席ですが、複数人で座りやすいテーブルの席もあります。

プラザホテルを出ればそこはセントラルパークなので、テイクアウトしてベンチで食べるのも良しです。フィフス・アベニューの「Bergdorf Goodman」も、1本隣のマディソン・アベニューにある「Barney's」もすぐそばにあって、周辺にはプラダやルイ・ヴィトンなどのショップが並びます。買いたい物候補の検討タイムにもぴったりです。

以上、ニューヨーク流フードコート・インドア編でした。それぞれ凝縮されていてエリア的にも充実しているので、「旅の合間に」というより、わざわざ足を運んでほしいスポットです。

New York Times

写真提供:Chelsea Market, Brookfield Place New York, Eataly, The Plaza

(文/福田ミホ)